「競争」という名の「退化」

これはもう、ハッキリしている。

他人と張り合うってマインドは結局「同じレース」をする事だ。
なので当然この基準は「既存ベース」が前提になる、
はじめにトラックが設定されているからレースになる。
つまりもう正解が既に出た物という事になるワケだ。
よって誰かが制覇したエリアでしか他人との競争は発生しない。

またこれによる期待値は単純にパイを分け合うから最低2分の1。
パイオニアの需要を全て乗っ取ったとしても頭打ち、それ以上行かない、
それどころか相手の発展の芽すら摘んでいる。
ただ図々しく他人の成果を横取りしたに過ぎない。
悪だし恥だ。犯罪だと思う。

しかし何故か世間ではこれを勝者だという。
賢い人は違うんだろうが、殆どのコミュニティではそうだ。
ロクでもない。

ずっと見てきたが、現代人の想像力の欠落はこれから来ている。
多くの人間が「後追い競合」を生き方、価値観、マインドにする。
他人の成功例ばかり眼を皿のようにして物色する。

これ、失敗はしないだろうが、
失敗と同じイレギュラーである「上振れ」は起こらないからね
パイを奪って自分は得するかもしれないが、全体の発展はしない。

競争とは学校教育という一元的な思考を強いられるシステムの欠陥だ。
学歴主義者が総じて頭が固い暗記人間、前例主義者ばかりなのがこれ。
真偽さだからぬ誰かの設定した正解を擦る、ひたすら擦り続ける。
頑張って頑張って馬鹿になる。馬鹿を目指す。
他人の成功例をトレスしておいて、何故かやたらと自慢げだ。
ひたすら贋作を誇る不思議。

そう、人と張り合うほどバカになる。
自分で考えなくなる。

そしてこのマインドは他人を意識した結果、他人に軸足を置くのだ。
搾取、他責、虐待、イジメ、パクリ、マウンティング。
自分の基準を他者に置く。保険をかける。
悪の正体。
全て執着する相手が居ないと発生しない。
主体の無い人間そのもの。

他人に軸のある前例主義、暗記人間はオリジナルになり替わろうとする、
奪うのが当然のストーカー、依存体質になる。
彼等は主体、自分軸の人間、オリジナルを食い殺すのが目的である。
自分のドッペルゲンガーに遭うと命を落とすとはこの事だろう。

そしてドッペルゲンガー達は既にマジョリティーになっている。
ふとボディースナッチャーを連想しまう。

自分軸の人は攻撃的な語彙を持たない人が多いけれど、
良ければこの辺の言語化でピンチを切り抜けて欲しい。

他責の人から逃げてるだけではやられるからね。


おしまい



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