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寝不足の人は『RRR』を絶対に観ないで下さい #映画感想

インド映画史上最高となる脅威の90億円弱の製作費。

1/27(金)公開されました、
木村拓哉主演の超大作『レジェンド&バタフライ』でも
総製作費20億円と言われており、その差は歴然となっております。(邦画と比較するのも野暮な気はしますが…)

また現時点で全世界興行収入は$154,889,213(約201億円)と絶賛ヒット中。
アカデミー賞にも絡む要チェックの作品です!

作品詳細

タイトル:RRR
原題:RRR
公開:2022年
監督:S・S ・ラージャマウリ
※他作品:『バーフバリシリーズ』
脚本:S・S・ラージャマウリ
音楽:M・M・キーラヴァーニ
出演: N・T・ラーマ・ラオ・ジュニア、ラーム・チャラン
製作費:55億インド・ルピー(約88億円)
TOMATOMETER:95%(2023/1/28時点)
IMDd:7.9/10(2023/1/28時点)

主要賞レース

◆第95回 アカデミー賞
・歌曲賞(主題歌賞)…ノミネート(2023/3/13授賞式)
『ナートゥ・ナートゥ』(Naatu Naatu)
※インド映画が国際映画賞以外でノミネートされるのは初の快挙。

◆第80回 ゴールデングローブ賞
・歌曲賞…受賞
『ナートゥ・ナートゥ』(Naatu Naatu)
・非英語(外国語)作品賞…ノミネート

◆第46回 日本アカデミー賞
・最優秀外国作品賞…受賞

『RRR』が放つエネルギー

率直にこの映画を観た感想なんですけど、「エネルギー」が半端ない。

喩えるなら
・ずっとサビの曲
・落ち続けるジェットコースター
・クライマックスの寄せ集め


ネットで見かけたのは、
「観るエナジードリンク」
これも素晴らしい喩えですね。

大袈裟に聞こえるかもしれませんが、
本当に全部そうなんです。

それを裏付けるかのように、
昨日開催された応援上映では、
あのグランドシネマサンシャイン池袋IMAXの大箱を満席にするほど。

物語のおかしさをねじ伏せる"パワー"

本作はインドに実在した偉大な革命家、コムラム・ビーム(演:N・T・ラーマ・ラオ・ジュニア)とA.ラーマ・ラージュ(演:ラーム・チャラン)がモデルとなっております。
この二人は実際には出会うことはなかったそうですが、
「二人がもし出会っていたら」という夢の共演を『バーフバリシリーズ』で有名なS・S ・ラージャマウリ監督がアクション超大作として繰り出した作品です。

一応実在の人物をモデルにした作品ですが、
忠実に史実に基づいたものではなく、
冷静に観るとあり得ないだろっていうシーンも
"パワー"でねじ伏せる。

けどその論理的思考だったり、
整合性っていうのを忘れ去せられる程の
力がこの映画にはあるんです。

ルールでがんじがらめに生きる我々に取って、
そのルールを逸脱し続ける映像の数々に一度出たアドレナリンは止まることを知りません。

寝不足の方は、どうか観ないで寝て下さい。

そんな本作『RRR』は、
まだまだロングラン上映となりそうですので、
未見の方は是非劇場でどうぞ。



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