ネコくんセラピストと足つぼマッサージ
これから先の私に、何かできないかと、少しずつ、ずっと考えている。
子供たちが小学生だったころ、シングルマザーになって、父親の支えをなくした息子たちを思う重圧で苦しかった。
なんとかしたかったのに、阻止できなかった私は、自分をずっと責めている。彼は、とにかく自由になりたいと言って、誰の言葉も耳に入らないようだった。
そんな頃、文房具屋さんのおじさんの笑顔に救われた。
あの日、息子が学校で使っていたノートが最後のページになったから、新しいノートが欲しいと言われて買いに行った。
なんだか急いでいて、学校近くの、いつもとは違うお店で買った。
お会計が終わって見送ってくれた時の、おじさんの笑顔が爽やかだった。
たったそれだけの事に、救われた。
笑顔を向けてくれる人がいるだけで、何とかなる気さえした。
周囲の色々な人に助けられて働き続けることができたから、子供たちは大人になった。
今や、母と息子と言うより、シェアハウスの住人同士みたいで落ち着いている。次男は自活しているしね。
あと何年かして、私の会社勤めというミッションを完遂したら、今よりもっと時間ができる。
ボスとの面談で、人事情報を見た彼女から、私の勤続年数の長さに驚愕された。彼女の年齢とさほど変わらないらしい笑
その永き年数の中には、社名変更や構造改革、何度かの人事異動や勤務地変更と大嵐や大波小波が含まれている。
今も、これからだって、理不尽と共に働く人は男女問わずたくさんいるでしょう。
ささやかでも、
そんな方々の助けになりたい。
つかの間でも、ホッとできる時間を作りたい。
私にできること、なんだろう
家事代行?
傾聴ボランティア?
足つぼマッサージ?
ネコカフェ?
調べたり学んだりから始めて、
誰かの役に立てるようになりたい。
先日、息子が寝違えたそうで首を痛めて辛そうだった。
枕を変えてみる
とか
シップしようか
とか
言いながら、一旦、辛い症状を緩和しようと、自己流でマッサージを試みた。
ほんの30分くらい
私自身が整体でほぐしてもらう時の事を思い出しながら、首,肩,肩甲骨周りを軽めにマッサージしてみた。素人だから強くはできない。
普段とりたてて話をしないけど、息子はうつ伏せのまま、何やかにやと語っていた。
「これで、あとはシップ貼って
様子みたらいいかな」
と声をかけると
「ありがと
なんか大丈夫みたい
シップは、いいや」
あら、うれし笑
効いたのね
仕事で、気心の知れた女史たちに、リモート通話を繋ぐと、マシンガントークが炸裂した。
日頃から、降りかかる理不尽と闘っている彼女たち
「聞いてもらって、
ありがとうございました」
と、言われた。
話が他に漏れない相手だと、安心して喋れるんだよね。私もそうだ。
例えば、足つぼマッサージをしながら傾聴するとか…
黙って寄り添うとか…
ネコくんを撫でながら、たわいない話をするとか…
自宅の一部を使って、
足湯と足つぼマッサージ?
ネコくんにも、アニマルセラピストとして活躍してもらえないかな?
なんて、
まだまだ構想の段階で、実現できるのかは夢の中
でもね、漠然とでも目標があると励みになる。
今はまだ、ケアされる側で体感して会話して情報お聞きしての勉強中
絶妙なヘッドスパの美容師さん
体を軽くしてくださる整体師さん
プロの技に感嘆しながら、モチベーションを高めようと思う。
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