二度観れない映画
好きな映画は何度も鑑賞する。特にサスペンスやホラー映画など怖い映画は繰り返し観ることが多い。ジャンル分けが難しいのだけれど、例えば「オーメン」や「エスター」のようなホラーはかなり好きだ。結末を知っていてもハラハラするし、あのスリルを再確認したくなって何度も視聴する。あぁ、やっぱりビビるんだな、と変わらない自分と映画の良さを知って満足する。
今日、ふとキムタクの「ロングバケーション」のことを思い出した。このドラマが放送されたのは1996年らしい。もう30年近く昔の話だなんて驚きだ。
確かに、あの頃は毎週の放送を楽しみにしていたし(たぶん)、キムタクにキュンとした(はずだ)し、時にヒリヒリするような恋愛に自己投影したりしたのかもしれない。
なんとなーく思い出して、懐かしい気持ちになったけれど、もう一度観たいとは思ったことがない。
いや、とても良いドラマだったと思う。ただ、あのヒリヒリした思いを味わうのが怖いのだ。もう色恋に振り回されたくない。え?歳をとった?違う、違う。元々そういう駆け引きだとか恋愛からなる感情の浮き沈みがイヤなのだと思う。
綾野剛さんの「空飛ぶ広報室」ってドラマもとても好きなのだけど、後半に別離の心配が出てくるともうツライ。それを考えるとまた観たいと思っても行動に移せないのだ。
恋愛映画が嫌いというわけではない。
例外で多部ちゃんと綾野剛さんが出ている「ピース オブ ケイク」は何度も観ている。
あのドキドキ感をこの二人でやられたらもう、たまりませんよ。