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書くことに困ったシリーズ「へ」

書きたい気持ちはあるけれど、何をテーマにすればよいか悩んだときのシリーズ。五十音順に進めております。

「閉所恐怖症」

高いところは結構平気な方なのだが、閉じ込められるという感覚になってしまう狭い場所は苦手だ。

日常だと電車、特に停車駅の少ない特急電車などはそれなりの気持ちの準備をしないとパニックになりそうな気持になってしまう。
パニックになるのではなく、なりそうな気持ちに、だから、まだマシなのだと思う。

今までで一番困ったのは、観光で鍾乳洞に行った時だった。
所々狭く、頭上も低くなっているところがあり、進むしかないという、他に選択肢のない状況がとにかく怖かった。
息は荒く、酸素はもともと薄そうだし、体力も使うしで、やっとの思いで外に出た時は膝から崩れ落ちそうになるくらい安堵した覚えがある。忘れもしない、岡山県の井倉洞だ。

鍾乳洞はおそらく修学旅行などで何カ所か巡っているはずだが、井倉洞以外の鍾乳洞のはっきりした記憶はない。この井倉洞を訪れたのは20年ほど前の話だ。それ以来、怖くて鍾乳洞は避けている。

自宅のお風呂場もあがる時にドアが開かなかったらどうしよう、ここの窓を開けて、大きな声を出して助けを呼んで、など起こりもしないことへの対処をシミュレーションしている。

思い出した!
以前勤めていた職場で、それは梅田だったのだけど、近所に酸素カプセルを目玉にしたサロンが新しくオープンしたので、と無料体験にご招待いただいたことがあった。
私は絶対に無理なことが分かっていたので体験する気などさらさらなかったのだが、先輩社員に、やらずにムリと思ったらダメだよ、行ったらスッキリするかもよ、なんて言われて半ばムリヤリ連れていかれたのだ。

30~40分ぐらいだっただろうか。リラックスするどころか終わるころには息も絶え絶えだったのは言うまでもない。休憩時間を返して欲しいと心から思った。
同じ理由かはわからないが、サウナも苦手だ。これは体質的なところが大きいのだと思うが、密室にじっと座っているなんてムリムリ。

エレベータも怖いよね。
今日も閉所との戦いは続く。


#岡山   #高梁   #閉所恐怖症

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