第4回:夢の実現に向けて!文科省面談の最終ステップ
都道府県教委面談を終えて1か月後、ついに文部科学省での最終面談に進むことができました。推薦をいただいた時の喜びは大きく、夢の実現まであと一歩という思いが込み上げてきました。ネット上で「文科省の面談まで進めば、ほぼ100%の確率で派遣教員になれる」という噂を見て、希望はさらに高まりました。
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8月7日の面談に向けて、普段の業務と並行して面談のための準備を進めました。管理職との面談練習も引き続き行い、より実践的な準備を重ねました。この日の面談は、東京海洋大学越中島キャンパスで14時30分に集合、15時からの面談が予定されていました。控室には同じ受験者が数名待機しており、黒板にはその日の面接予定者リストが掲示されていました。面接予定者は合計で30名ほどでした。
面接の前に、文科省面接のための「追加確認事項」書類を提出しました。この書類は、事前に渡されるもので、受験者は事前にしっかりと記入し、面接当日に持参する必要があります。具体的には以下の内容が含まれています。
家族構成:自分と一緒に海外赴任する家族の有無や、家族全員の構成について記入します。
家族の同意:海外勤務に際して、家族の同意が得られているかどうかを確認する項目も含まれています。
配偶者の就労状況:配偶者が現在働いているかどうか、また海外赴任時に仕事を続ける予定があるかについても記載します。
家族の健康状況:家族全員の健康状態を確認し、海外赴任に支障がないかを記入します。
緊急連絡先:万が一の事態に備えた緊急連絡先も、重要な項目です。
教員として心がけていること:教育現場での自分の信念や指導方針について記入し、自己PRの一環とします。
自身や家族の心身の状況:自分自身や家族が心身ともに健康で、海外勤務に耐えられるかどうかを確認する項目も含まれています。
在外教育施設での職務に対する考え:国内とは異なる環境での教育について、どのように考えているか、具体的なビジョンを問われます。
勤務地での生活費等の工面:海外勤務先での生活費や、資金の管理方法についても確認されました。
この書類をしっかりと記入することで、文科省側も候補者の家族構成や健康状態などを把握し、適性を判断するための重要な資料となるようです。特に、家族の同意や健康状況についての質問は、海外での教育活動にどれだけ真剣に向き合っているかを示すものであり、慎重に準備しました。
控室では、身分証明書を提示し、書類を提出した後、面接の数分前に控室から面接室へ移動し、面接官との対話に臨みました。
面接官は3名で、自己紹介と志望理由を2分以内で述べるよう指示されました。その後、日本人学校の志望理由やキャリアアップのための動機について、現在の学級で取り組んでいることや授業内容についての質問が次々に投げかけられました。特に印象的だったのは、新学習指導要領に基づく教育方法や、海外勤務における家庭とのバランスについての質問でした。以下は、面接で問われた具体的な質問です。
具体的な質問内容:
面接の振り返り: 面接官からの質問に対し、丁寧に答えようと努めましたが、自分自身のキャリアアップに関する話が中心になってしまい、海外子女への貢献という部分が少し弱くなってしまったと感じました。しかし、体育や道徳の授業に関する具体的な取り組みや、新学習指導要領に基づく教育方法についてしっかりとアピールできたのは良かった点です。
面接時間は15分と短く、時には質問が終わる前に次の質問が重なり、テンポの速いやり取りが求められましたが、準備の成果を出せた部分も多く、充実感を持って面接を終えることができました。
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