中国旅行記 敦煌 4日目(上)
前回↑の続き
4日目は「西路線1日ツアー」に参加しました。
・・・ちょっと話は脱線しますが、中国の観光ブックに載っている
「~1日ツアー」みたいなものは、経験上現地に行ってから
予約できるものが多い感じがしますね。
最初敦煌に行く前に、この西路線1日ツアーの事前予約してなかった
ので「しまった!行けないかも!」と落ち込んでいましたが、
敦煌で泊まったホテルで普通に予約できました(笑)。
多分どこの宿泊所でも予約はできるんだと思います。
(他にも少林寺に行くツアーや、雲南省の山に登るツアーも
前日予約でも全然ヨユーでした!そちらもおいおい記事にします)
ただ、莫高窟の場合は、チケットは事前に旅行会社に電話して予約しないと
いけなかったので(2018年夏時点)注意が必要ですね~
朝早くにホテルにバスが迎えに来てくれ、その後いろんな宿泊所を回って
他の観光客を乗せて、ツアーが始まりました。ツアーと行ってもガイドさん
はおらず、運転手さんが仕切っているような感じでした。勿論日本人は私だ
けでした(笑)。結構穴場のツアーなのかな?
最初に訪れたのは「敦煌故城」と呼ばれる映画の撮影所?で、実際に映画で使われたセットを見ました。
↑「多くの俳優達が敦煌故城に集結!」みたいなことが書いてあります。でも結局何の映画なのか、私が疎くてよく分かりませんでした(笑)
ここで「逃走中」やったら面白そうだなとか思いながら歩きました(笑)
(ちなみに、中国の番組にも中国版「逃走中」があります。)
次は「西千仏洞」に行きました。ここも莫高窟みたいに壁画などが見つかっていて見学する予定でしたが、時間が押していたみたいで、見ることはできませんでした・・・残念!ですが、これもツアーの醍醐味ですよね~
ちなみに、莫高窟の別名が千仏洞で、その西にあるから西千仏洞と言われているそうです。
午後からは「陽関」に行きました。陽関はかつてシルクロードにおける関所で、国語でおなじみ、詩人の王維が「西のかた陽関出ずれば故人無からん」と詠んだところです。
↑入口付近。学生割が効かず・・・(泣)
↑よく読めないけど、「王維」の文字があった!
↑「阳关」(陽関)から西はもうウイグルですね。
一番右の方に長安(西安)があります。
↑通行手形(関照)を書いてもらっているところ。
関照は中国語の「请多关照」(日本語で「よろしくお願いします」)の
「关照」に由来するとこの時初めて知った。
役人風の人に「今何を所持している?」と聞かれ、戸惑う私に
後ろから「現金!」の声。場が和んだ(笑)。
↑陽関は、今では烽火台(のろし台)しか残っていなかったけど、厳しい環境の中これが残っていること自体が奇跡に近いと思った。
↑何もない風景。それがシルクロード。
何もないけど、今も昔も変わらない風景がここにあった。
陽関に別れを告げ、次の目的地へと向かいます。
↑今回お世話になったバス
↑ご機嫌そうなトイレ(笑)
バスに乗っていると、途中で突然乗客が降りていき、
私もよく分からないまま降りると、荒野に引かれた一本の道を
バスが走っていたことに気が付きました。
皆(バスの運転手さんも)思い思いにそこで写真を撮っていました。
これだけで一幅の絵画を見ているような、
なんかそういう感動をしてしまい、
私の皮膚は日焼けでただれていたのですが
もうどうでもよくなりました!
楽しい!
(4日目(下)に続く)