【秋の月のお話~盆の月~】
【秋の月のお話】
~盆の月~
文月十五日(2024年8月18日)
旧暦のめぐりで暮らしていた頃、
人々にとって、
「秋の月」は特別な存在でした。
「秋の月」といいますと、
私達の多くは
「中秋の名月」を
思い浮かべる方が多いと思います。
「中秋の名月」だけではなく
昔の日本人は、秋の季節を通して
お月様を愛でて過ごしてきたのです。
詳しくお伝えいたしますと、
旧暦文月の十五日「盆の月」
<盂蘭盆会(うらぼんえ)>から
新暦でいうと2024年は、8月18日。
旧暦葉月十五日の「中秋の名月」
<新暦 2024年9月17日>
を経て
旧暦長月十三日の「十三夜の月」
<新暦 2024年10月15日>
(後の月<のちのつき>とも云われます。)
この
「盆の月」
「中秋の名月」
「十三夜の月」
この三つの秋の月を
昔の日本人は、
秋の夜空を見上げ、
約2ケ月にわたり
月を愛でる時を過ごしてきました。
残暑厳しい夏の日に、
秋の気配をひそかに感じる頃の
「盆の月」。
先祖への感謝のおもいを胸にいだきながら
夜空を見上げていたことでしょう。
秋の真ん中「中秋の名月」
実り多き豊かな秋、
秋の澄んだ夜空に浮かぶお月様。
人々は、月明かりを頼りに集まり、
五穀豊穣を神様に感謝し仲間と共に過ごす。
喜びに満ちた時だったことでしょう。
そして、
長月十三日の「十三夜の月」。
晩秋の夜空はさらに澄みわたり、
冴え冴えとお月様は輝く。
十三夜の満ちる前の姿に、
私達日本人は美しさを感じる。
秋の季節、
月を眺めるひと時を是非。
秋は、いろいろ
愉しみに溢れています。
お月様、
会えるといいな~~♬
・・・・・・
【2024年 秋の月♪まとめ】
「盆の月」…新暦 8月18日
旧暦 文月十五日
「仲秋の名月」…新暦9月17日
旧暦 葉月十五日
「十三夜の月」…新暦 10月15日
旧暦 長月十三日
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