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Noble Audioはうわさ通り抜きん出ていた Noble Audio FALCON2

こんにちは、あら50りっぷです。

“Noble Audioらしい音”ってどんなものだろう?

初代FALCONの登場時からすでに評価の高いNoble Audioのイヤホンですが、当時AVIOT Te-bd21fの音世界にすっかり虜になっていたボクには『浮気』する余裕も暇もお金もありませんでした。

2021年になって初代FALCONの後継機種としてFALCON2が発売になり、更に魅力が増したことは風の噂には聴いていました。そして今年末、約1年遅れて新品を安価に手に入れることができましたので、簡単にレビューしてみたいと思います。

スペックの進化について

FALCON2での技術面での最大の進化は、SoCに高性能化、低消費電力化が進められたQualcommの最新世代チップ「QCC3040」を搭載したことです。Bluetooth5.2接続の安定性と、SBC/AAC/最新のaptX Adaptiveコーデックをサポートし、新圧縮アルゴリズムによる可変ビットレートで、最高品質時にはaptX HDと同様の24bit/48kHzでの伝送が可能といいますが、iPhoneでは基本恩恵に預かることはできません。付属のイヤーピースは独自のホーン形状のePro audio製のTWS用「Horn-Shaped Tips」。これがなかなか優れもので、イヤピースをサードパーティー製に交換しなくても純正のままで十分高音質が得られるのがコスパ的にも素晴らしい!

初代FALCONから採用していた「Dual-layered Carbon Driver」、通称DLCドライバーは、新モデルでも同じものが採用されています。ドライバーのPET樹脂の上にカーボンファイバー層を重ねた、特殊な二層構造のダイナミック型で、グラフェン塗装を施したPET樹脂のドライバーユニットと比べても、歪みを1/2に低減したと謳われています。QCC3040とのコンビネーションで高域の再生周波数帯域が24kHzまで再生できるように拡張された(従来は20kHz)だけでなく、“Wizard”ことジョン・モールトン氏による音チューニングがFALCON2でも行なわれています。


では実際に音はどうだったのか?

初代FALCONは、パワフルに押し寄せる中低音域の盛り上がりが特徴と言われていましたが、FALCON2を聴いた最初の印象は十分な音圧のあるフラットバランスということです。低域から高域まで、音場が非常に広く感じます。聴いていると気持ちよく高音域が抜けていく感じで、音色も爽やかでドライな開放感が感じられます。とにかく気持ちがいい、の一言です。

低音域でも十分な音圧が感じられるので、重低音とまでは言えなくても迫力ある音の拡がりを、耳疲れしない状態で楽しむことができます。音域全体に渡って高い音解像度が感じられ、ボーカルを聴いていてもインスツルメンタルを聴いていても、音情報が詳細に伝わってきます。特徴的な長いステム形状が質全的に耳穴の奥まで届くことで、音圧がストレートに伝わってくるのかもしれません。

まだ慣らし運転の途中なので、完全な音世界を楽しんでいるわけではないかもしれませんが、このFALCON2のサウンドは一度試聴すると「ハマってしまう」音であることは間違いないかもしれません。

スペック 
・チップセット:Qualcomm QCC3040
・ドライバー:Φ6mm Dual-layered Carbon Driver(D.L.C) 
・再生周波数帯域:20Hz-24,000Hz 
・マイク:全指向性/Qualcomm CVCノイズキャンセリング対応 
・Bluetooth仕様:Version5.2/Class2/マルチペアリング対応 
・本体電源:DC3.7V 50mAhリチウムポリマー充電池(内蔵式) 
・充電ケース電源:DC3.7V 500mAhリチウムポリマー充電池(内蔵式)
   イヤホン4回分の充電可能 
・連続再生時間(最大):10時間(70%音量時)
・充電時間:イヤホン約1時間/充電ケース約1.5時間 
・耐水性能:IPX7 
・イヤホン重量:約5.5g(片側)充電ケース51g 

特徴
・Bluetooth5.2、最新世代Qualcomm製SoC「QCC3040」を採用し、
 True Wireless Mirroringにも対応。
・SBC、AAC、aptXに加え、最新コーデックaptX Adaptiveをサポート。
   さらに改良された「High Precision Connect Technology 2」を採用、
   接続安定性はFALCONをも凌ぐ。
・Dual-layered Carbon Driverを引き続き採用。従来のグラフェン系
   ドライバーと比べてひずみを約1/2に低減。
   高音質と耳からのイヤホンの脱落を防ぐePro audio製TWS用
   イヤーチップ  を引き続き採用。
・"Wizard" ジョン・モールトン監修による新チューニング。
・外音取り込み(ヒアスルー)機能。
・連続再生最長10時間を維持しながら急速充電、高速充電、
 無線充電に対応した新型充電ケース。 
・水没にも耐えるIPX7対応設計 
・スマホから細かい設定変更が可能な専用アプリ
 「Noble Sound Suite」に対応。

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