2023年に見つけてよく聴いてた曲紹介する
はじめに
ボカロPバンドマンのN●ileです。2023年に発見して好きだった曲いくつか紹介します。空き時間に書くので内容にそこまで踏み込めてないのは申し訳ない。あくまで個人的な紹介ということで悪しからず。
1 Galileo Galilei/あそぼ
一発目は私の一番好きなバンドの新譜から。令和になってYah Yah Yahの後続を聴けるなんて思わなかった。音像としては今のGalileo Galileiなのに歌詞が昔からの尾崎雄貴のアメリカ純文学的な言葉遣いなの素敵ね。
2 The Otals/波ちゃんとバク
感傷破壊。メロコアシューゲイザー、流行らなくちゃいけない。バカだから愛も恋もわかんねぇけど、この青春時代を30前になってから俯瞰する感傷をそのノイズギターでめちゃくちゃにしてくれるだけでいいと思うんだ。
3 The Loners With Parentheses/Two Birds With Their Throats Slit
宅録フォーク強めのベッドルームポップを探してた時に見つけた曲。とにかく物哀しい歌詞が良い。サウンドもギタープレイもどこかやるせない気持ちを代弁してくれるような感じ、俺の中の吉田拓郎ががしゃがしゃ歌いたがってしまう。
4 よみかき算数、ぼくは空想/Summer Secret
ホントに大好きな曲だ。よく冷えたオレンジジュース飲みたくなる。そして、渋谷系が蔓延っていた青春時代を過ごしたかったものだと考えさせられる。
5 Storm-Drunk Whale/himepunk
2023年良い名前of the year受賞。不協和音陶酔サウンドが最高にpunkだし、初めて見つけたときにドリーム・ポップとポストパンクを繋ぐ新解釈だと勝手に嬉しくなってしまった。
6 The Congos/Can't Come in
2023年はよくレゲェを聴いたなぁって振り返る。元々Fishmans大好きなのもそうなんだけど、ヘリウムガスのようなサウンドに陶酔溢れるメロディが最高ね。
7 空っぽな部屋、したたる彼女。/腹上死
RYMでジャパニーズコアを探してた時に見つけた宅録ベッドルームポップVer ナンバーガール。狂いに狂った音像にも関わらずメロディが良い。ゴアでKAWAIIなものが好きなので最高だった。
8 Toy Love/Frogs
ポストパンクのおもしれー曲。まさにおたじゃくから蛙になる生き様のような曲展開に圧倒されるのだけどピアノパートがかなり美しくて好きです。おもしれー曲。
9 猫木文庫/海上蜃気楼
ラノベをほとんど読んだことがない。しかしラノベの雰囲気がすごく好きだ。そんな心に呼応するがごとく現れた年間ベスト狂わせその1アルバムの中のこの曲。n-bunaさんのような文学性のある邦楽ロック感を随所に感じるところがすてきじゃないか。
10 moreru/夕暮れに伝えて
ぽっぷだった。都会に行ったときあまりに夕暮れが暗くておどろいたよ。
11 Yussef Dayes/Black Classical Music
このアルバムのジャズ能力とどこかポップに感じる感覚は昼間にカフェで変なメニューがあるから頼んでみたらちょっとハマりそうな味だった、みたいな感動があった。そんなアルバムの表題曲でベースの好きなやつに悪い人はいないことがわかる佳作。
12 Nara Pinheiro/Parto
MPBですね。リズムのきめ細かくも狂気を感じる部分やら異世界のジャングルへダイブさせてくれるアルバムのなかでこの曲。Antonio Loureiroのピアノがやや都会的な心地でまるで海外旅行先の宿のようなそんな心地だ。海外行ったことないけど。こんな記事書いといてアレだがアルバムごと聴いてほしい、そんな楽曲。
13 Panchico/Gwen Everest
何か見知った街を夜中を出歩いてたら別の世界が見えたみたいなアーティストているよね。Panchicoがひょんなきっかけで世間から注目されたのも相まって聴くと不思議な感覚がするんだよね。中でもこの曲はインディポップな質感とシューゲイズな音色選びが巧でよく聞き魅ってしまった。
14 Peter Gabriel/Olive Tree
このThe1975から逆輸入した感じが僕を狂わせるんだよ。壮大で素敵な緑溢れる風景中で1滴のしずけさがあるような…寂しさのなかにもぬくもりを感じられるような心地で涙が出るね。
15 BUCK-TICK/名も無きわたし
この曲を聴いた瞬間に、この世界のソティスフィケイトされた部分を感じられた気がした。飢えて電柱から飛び立つカラスの美しさを知り得るのは私だけで良いと、そんな風にさえ思えた。とにかく完成されすぎたものを聴くと人はこんな感情を覚えるのか、と感動したのだった。
あとがき
私事だけど、去年は本当にメンタルを削られる年だった。その分何かに感動を覚える潜在性みたいなものを養うことができた。暇があったら追記するかも。