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時には図々しく生きることも大切・・・女性の自殺増加とその対策

真面目な人ほど自殺するという真実をご存知でしょうか?下のグーグル検索「女性の自殺率 上昇」の結果からもわかるように、新型567ウイルスの問題が起きてから、女性の自殺数・自殺率がともに上昇しています。検索結果は530万件ですから、いかに深刻な社会問題であるかをご理解いただけると思います。今回はこの問題について考えていきます。及ばずながら、微力になるはずの対策の一部も書きます。

女性の自殺率 上昇


この問題は昨年後半ぐらいから把握していたのですが、とても胸が痛くなる内容なのでnoteで取り上げることを躊躇(ちゅうちょ)していました。しかし、今朝の最新のヤフーニュースでも以下のようなものがありましたので、やはり取り上げることにしました。改めて重要な社会問題だと再認識しました。年間7000人を超える女性の自殺数は、あまりにも多すぎます。

女性の自殺15%増、7千人 非正規拡大が一因 全体は11年ぶり増

女性の自殺15%増、7千人 非正規拡大が一因 全体は11年ぶり増


自殺の原因・背景

画像のソース:警察庁(令和2年における自殺の状況)

自殺の原因とは?

自殺の原因・理由は、上の警察庁の資料にもあるように人それぞれです。今回は、経済・生活問題の中の特に貧困やお金の問題に絞って話を進めます。

自殺する人の特徴とは?

数十年間生きてきた私の人生でも、身近なところで自殺をして人生を終えてしまった方が多数いらっしゃいます。私が知る限りでは、その方たちにはいくつかの共通点がありました。

1.真面目過ぎる(生真面目)

真面目なことは決して悪いことではありません。しかし、真面目過ぎて自分を追い詰めてしまっては元も子もありません。「真面目過ぎる」方は、程良い真面目さで楽に生きることを選択していただきたいものです。なお、生真面目とは、融通の利かない程まじめなことです。世の中は融通が利かない人ほど生きにくいのです。

2.図々(ずうずう)しさが足りない

真面目さとも関係があるのですが、自分より立場が上のもの、特に国や地方自治体、あるいは会社に対してはもっと図々しくなってもいいということです。図々しくなってもっと周りに甘えられることを知れば、最終手段を選択する考えもなくなります。

3.国や地方自治体の制度を有効活用していない

上の2と関連した話です。今後も衰退し続ける日本ですが、こんな日本でも社会的弱者を救済するシステムはあります。ネットで検索すれば、いろいろなものが出てきます。一番身近なものであれば、生活保護や生活困窮者自立支援制度がその例になります。


以下、それら2点について書きます。


生活保護相談

生活保護 代表的な質問

画像ソース:東京弁護士会


生活保護と弁護士の利用 

女性の場合、就業困難や安すぎる給料が原因で自殺に追い込まれる方が多数いらっしゃいます。そういう方は、一度、生活保護の利用を考えた方がいいです。上の画像にもあるように、相談は3回まで無料で、費用も無料です。(代わりに法テラスが弁護士に費用を支払います。)

素人が普通に生活保護を申請すれば、拒否されることが多いらしいです。中には受け取るべき人が拒否されて自殺することもあるそうです。過去に何度か拒否された方やこれから生活保護を申請する方も、一度弁護士に相談した方がいいでしょう。

私は決して「働かないで遊んで暮らしてもいいよ」と言っているのではありません。現在のように女性の就職が困難な時代に、制度を最大限に利用して一時的にでも最悪の事態を避けるべきだ、と言っているのです。

不正に生活保護を受給している人もいるそうですが、自殺まで考えるような人々を救わない制度は、絵に描いた餅です。

自らの命を絶つぐらいならば、図々しくなって生活保護を利用しましょう。そして、もし再就職できたならば、また自立すればいいのです。その自立した先で、自分のできる形で恩返しすればいいのです。


生活困窮者自立支援制度

画像のソース:厚生労働省の生活困窮者自立支援制度(制度の紹介)

生活困窮者自立支援制度

上の画像のソースのリンク先に、厚生労働省の生活困窮者自立支援制度の詳細が書かれてあります。家賃相当額の支給などもありますので、生活困窮者は最大限に活用した方がいいでしょう。

なお、私の知人の知人が、浮浪者みたいな恰好で図書館を歩いていたところ、某所へ通報されたそうです。その某所とは、ボランティアで生活困窮者を支援するところだったそうです。某所の名前は忘れましたが、住むところや食べ物を支援してくれる訳ですから、少なくとも命だけは何とかなります。

こういう方々も日本には大勢います。国や地方自治体、会社が頼れなくても、日本もまだまだ捨てたものではないと思います。


100億円の借金で自殺しない経営者、その一方で100万円で自殺する若者

日本経済のバブルが崩壊して数年後の話です。ある会社の社長が特集としてテレビで取り上げられていました。その彼は、バブル崩壊で多額の借金を背負ってしまいました。金額は確か80億円から8000億円までの間だったと思います。ローンの返済期間が、1万年ぐらいだったはずです。<個人の借金だったのか、会社のそれなのか覚えていません。如何(いかん)せん30年前の話なので・・・。>

記憶が曖昧で恐縮ですが、それぐらい驚く数字だったのです。でも、彼は、全く平然と生きていました。

その一方で、日本では、たったの100万円や200万円の借金で自殺する人が多いです。「たったの」と書きましたが、100万円は大金です。しかし、80億円と比べたら安いものです。

命はお金で測れるものではありませんが、たったの200万円の借金で自殺するなんて安すぎます。今はインターネットの発達で情報収集が簡単ですから、個人の検索力を高めましょう。検索力が上昇すれば、生きやすくなります。


捨てる神あれば拾う神あり

最後にこの言葉とその類語を贈ります。

「捨てる神あれば拾う神あり」

世の中って、本当にこんな感じですよ、本当に。

「神」関連の類似表現であれば、「寝せる神あれば起こす神あり」「捨てる神あれば拾う神あり」「捨つる神あれば引き上ぐる神あり」のようなものもあります。

また、「渡る世間に鬼はなし」「浮き世に鬼はない」「地獄にも鬼ばかりはいない」「仏千人、神千人」「月夜も十五日、闇夜も十五日」などの表現もあります。

どうしてこのような表現が多いかと言うと、若い頃に散々な経験をした人々が人生の後半になって助けられた人が大勢いるからです。そういう人々が自分より若い人たちに人生の教訓として伝えてきた表現が今も多数残っている訳です。もちろん、若い頃にその両方を経験する方もいるはずです。


意味不明の記事表紙画像について

いつも記事表紙画像の意味がわかりずらくて申し訳ございません。念のため、記事表紙の意味を説明しておきます。

<図々しい フリー素材>で検索しましたら、下の図々しい猫が出てきました。記事のテーマが「自殺」ですから、まさか首〇りの画像を載せる訳にもいきません。仕方がないのでこれにしました。

図々しい猫


最後までご覧いただきありがとうございました。

ありがとうございます

だいすき


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