エッセイ│悲しみよりも
前回も述べたように私は過去の音楽を聴くと居心地の悪い懐かしさに捕われる
最近思ったのは新鮮味がないからだろうかと思うようになった。
でも、あの日に救われた音楽は今も私の心の響きと共に一緒に奏でている
私は小2の頃大切な人を亡くしてしまった。
今も正直後悔してる。
助けられたんじゃないかとか、寝ている間苦しんでたとかそんな辛いことを振り返っても意味もない。
けれど私は生きてる未来を追い求め、無いものを数えては幸せにひたっている。
当時カラオケで歌っていたのは
いきものがかりの「ありがとう」
今だから言えることは私は嘆く時間よりもこの一瞬だけ生前の思いやありがたみを歌って伝えかったと思う。
だから私が記憶に残るまで生きてくれてありがとう。
私も忘れないからそれを受け止めて忘れないで欲しい。
恐らく、もう二度と聞けない大好きを表現してくれた分私もそれを返してあげたかった。