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連載小説│鏡像 最終話
前回の話は⤵︎ ︎
ここが楽園?
私はよく分からなかった。
彼らの言う楽園を見れば見る程父が言う現実を生きることが正解な気がしたからだ。
彼らの歪んだ錯角に問うように
「現実を生きるのもいいことじゃないの?少なくともいまメタバースを利用してない世代、スマホ世代は知ってるはずだよ」
勇気を振り絞って私はそう言ってやった。
「スマホもメタバースと変わらないよ?君は現実逃避をするためにここに
連載小説|鏡像 5話
前回の話は⤵︎ ︎
ネットを介して唯一の友人ができたのだ。
私はその子をあいと呼んだ。
外見は、華奢でタレ目、頼りないようにも見えた。
よく言ったら優しそうだった。
意志のなさそうなその目と合った瞬間私はすぐ仲良なれると感じた。
普段私から話しかけないのにこの時ばかりは妙に私ばかりが話していたと思う。
私がその子を下に見てたからかもしれない。
その目を通して遊の姿が見えた。ま