花壇の仕事②
30年前に物品販売のお店をしてました。当時は脱サラでお店を開くことが簡単な時代。
お客様の居心地の良い空間作りを心がけていました。照明、空調、BGM、清潔。小さなお店なのでレジカウンターでは何かしら仕事をしてお客様には、縄張りを感じさせないようにしていました。
大手が入ってきて売り上げがガタ減り。赤字が出ないうちに廃業。今思えばハードな仕事。私は荷下ろし係。倉庫から20キロの商品を自転車で、数箱だったら軽自動車でお店に運ぶ肉体労働。主人は頭脳労働でした。(頭脳がなければお店がなりたたない)
そのまま花壇の管理仕事に転換。
植物を知らないことが1番辛かったです。葉っぱが病気になったとき。
シマトネリコには苦労しました。道行くおじさんが、これは大きくなるから建物を持ち上げるよ!と
怖い助言。
なので果樹用の根っこが大きくなれない物にシマトネリコを植え替え。
それで自由を奪われたシマトネリコ君は病気ばかりしています。
グアバは実がなりすぎてカメムシが寄ってきたり
ロドレイアヘンリーも元気なく
シルバーリーフやローズマリーは元気過ぎ
ツタ類は生えすぎて剪定ばかり
メドゥセージにスズメバチが寄ってくるし
苦労が絶えない花壇の管理。
でも楽しい。作業が終わるとすっきり。ハーブがあるので農薬は撒きません。
花壇にはバッタやミミズ。
通りを歩き横に逸れるとそこは花壇のオアシス!
気持ちの良い空間です。
植栽
シマトネリコ、ドドネア、ドドレイアヘンリー、ドラセラ、ラベンダーセージ、メドゥセージ、ヒメニチニチソウ、オカメヅタ、あいびー、キミドリアイビー、3色かずらイングリッシュラベンダー、ローズマリー匍匐性と立性、ホワイトセージ、ミント、シルバータイム、タイム、
グアバ、キンマサキ、シルバーリーフ、タイワンツバキ、ニチニチソウ、アガパンサス。貰ったアイリス、シャガ、アガパンサス。
しょくぶつの栄枯盛衰も。淘汰されてしまったアイリス、シャガ、タイム、ミント。
ハーブガーデンで多肉植物の寄せ植えもやりました。ローズマリーに淘汰され、残ったのはセダム(マンネングサ)だけ。セダム強すぎ!
薬草を勉強して、花壇の植物たちが、薬樹、薬草ではないことにショック。
見た目重視。
ドドネア植え替えの時すごく悩みました。オリーブの木にしようかとか、でも最初のコンセプト通り、またドドネアを植えました。何しろ強い。ドドネアは秋になれぱ銅葉になり、初夏に肌色の花が咲くのが面白い。
野草、薬草で植物が身近になったのでツタの蔓を体に巻いたり
グアバの若葉を紅茶にしたり
ドクダミはありがとう
ムラサキカタボミはビィオラたちに混ざって
もしかしたら花壇の仕事が基礎になって、今の楽しい野草、薬草デビューにつながってるのかも。
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