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民間療法(薬草)と中医

 民間療法(薬草)と中医には大きな違いがあるのだなあと覚った最近です。

 薬草研究者の中村臣市郎先生の提言と1960年代刊行の佐藤潤平先生の「家庭で使える薬になる植物」1 2 3を参考にして、薬草療法を試しています。
 自分が実験台になって、無効、有効を検証しているのだけど。
 自分だけじゃなく、他人(主人、息子)にまで勧めてしまっている現状。彼らも実験台にしてしまっている。
 良くなって欲しいという切実さからの行為でした。
 でも「それはホメオパシーなんだよ」と息子に注意されてしまいました。
 「情報は、良くなったことしか伝えない、悪くなった例もあるはずだ」
 「例えばヒャクニチソウ茶。検索してもなかったね。ジニアでも探した。どこにもない。」
 確かに。
 中村臣市郎先生の喉の妙薬「ヒャクニチソウ」を即やってみたのです。
 2つの花を300ccでお茶にして飲みました。これは失敗濃すぎて苦い。2煎目を飲みました濃いけど飲みやすい。でもお腹が変な感じ。下すでもない、痛いわけでもない、妙な感じ。
 花1つ400~600ccがよいのかな。
 コロナで咳をしている息子にも飲ませたら、「喉がスッキリするね。でもお腹が変な感じがあるね。ということは胃になにか作用しているということ。別の成分があると言うこと」
「民間療法はホメオパシーと同じだから悪いこともあると思った方がいいよ」
 私に喉や咳の症状がないので今のところヒャクニチソウ茶はお休みしています。

 同じように皮膚の妙薬として、無農薬日本酒ドクダミチンキを主人の手の甲に塗ったら、一度目は「痒くなってきた。止める」止めてしばらくして「又これを使ってみたい」再度塗る。しばらくして「痒くなってきたから作ってもらったけど止めるね」
 息子に言わせると「又お父さんで人体実験してる」「でも無農薬なんだよ!」「酒が皮膚に合わないのでは」そうか!なるほど!無農薬でも酒は酒。皮膚に合わなかったのかもしれません。

 キハダハチミツです。抗生物質も効かない喉頭炎に効果あるとの体験談がメールで送られ、コロナ後遺症で咳こむ主人にキハダハチミツを使いました。「これ食べると楽になるよ」
7回使いました。そのうち漢方薬が届いて止めました。
 コロナの治療にはイ⭕⭕メ⭕⭕ンが良いとの情報をメールで送ってもらいました。罹患してから14日経っていましたので、遅い。それでも常備してあるイ⭕⭕⭕⭕ンを飲んで、良くならない。一週間後に又飲んで咳が酷くなって、主人はもう俺は飲まない!
これを民間療法というのかなあと感じてしまったこの頃なのです。

 薬膳グループでキハダハチミツを伝えると叱責の言葉が送られてきました。
 中医学ではキハダ(黄柏)は苦寒。1番強い苦寒。勝手に使うものではない。
 キハダは中村臣市郎先生だけでなく、佐藤潤平先生も使い方を詳しく記されてお勧めです。キハダ単体でです。
 ハチミツセイロンシナモン効能も伝えました。
 中国では桂皮。私が使ったのはセイロンシナモン。同じようで違うもの。
 そのシナモンにも異議を唱えられました。
 日本ミツバチ非加熱抗生剤不使用のハチミツシナモンは効果ありました。これはハッキリと言えます。

 中医学において単体で生薬を使うものではないという考え方。解熱でも補薬しながら使うと言うものです。熱1つとっても色々な熱があり、原因、病状で違うというもの。

 何故、民間薬や薬草を使うのかと言えば、医者じゃないからです。面々と伝えられている療法で治したい気持ちがあるからで

 頭の中が混乱していたのだけど、書いているうちにわかってきました。
 中医者までは敷居が高い。医者の薬でも良くならない。なら民間療法でという個人の気持ち。つまり私個人の意思が民間療法に向かわせているということ。

 それでも最後のつては漢方薬でした。1か月分作って貰って飲んでいます。2週間飲み続け本当に効いているようです。
 しかしその漢方薬のことも叱責を受けました。
 漢方薬屋さんは薬屋であって医者ではない!
 いろいろ手厳しい叱責。

 結局 行き着くところは薬膳。つまり予防医学です。
 民間療法に頼るのではなく、日頃何を食べるかが一番大事なのだそう。
 薬膳!!!ムズカシイ。食べ物の好みもあるし、夏。大暑。食べてはいけないとされるカレー、油もの揚げ物、甘いもの、冷えたもの。 日本人は冷えたもの食べ過ぎと叱責。冷や奴、冷やしそうめん、ざる蕎麦、かき氷。

 それらを止めるとストレスがたまり、病気になりそう。
 

冬瓜、トウモロコシ、キクラゲ、植木鉢のムカゴ
豚肉で味をつけるというものですが、肉なし
中華だしと塩でハムを足しました

まあ取りあえず冬瓜スープを作りました。

 結局コロナ後遺症の咳で1か月半苦しんだ主人ですが、野草の師匠にアドバイスされた食べ物はのNOでした。相変わらず南天のど飴なめてました。お豆腐攻撃はもう嫌。ゴボウも嫌。里芋も嫌。葛湯も嫌。好きなもの食べています。
 処方された民間薬舗の漢方薬が1番効いた。
 息子に助言されたこと、自分がやってみて、詳しいエビデンスを出してから、人に勧めること。


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