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薬草デビュー 43 ノゲシ 漢名 野芥子 性質冷 味苦

やっと寒くなりましたが11月になっても暖かかったせいか、近所にノゲシが良く生えています。若葉なので美味しそう。初夏に伸びたノゲシを食べましたが茎が固くて一苦労しました。
野草は若葉が良いのですね。スーパーの青野菜を買わずにノゲシでナムルやお浸し、混ぜごはんに使っています。

摘んできたノゲシ
収穫ノゲシ

薬草としてのノゲシ紹介は中村臣一郎先生の「家庭で使える薬草107種夏編」に記載がありました。(図書館で借りて書き写してなかった)
佐藤純平著「家庭で使える薬草」と「原色日本薬用植物図鑑」にはノゲシの記載はありませんでした。
 ノゲシ効能で検索すると
太陽の知恵袋 共鳴ヒーリングさんのブログに詳しく記載されていました。

ノゲシ効能

ノゲシ - 免疫力強化、抗ガン作用、急性肺炎・気管疾患・糖尿病・高血圧などに有効 

ノゲシ

ノゲシは野原や田畑に自生し、道路の石の隙間でも生えているのをよく見かける生命力が強い草です。 ノゲシは茎を折ると白い液が出てきます。牛や山羊、鶏などの家畜が大好きな草です。
紫の葉・茎のほうが効能が強い(姜氏)

茎は空洞で、折ると白い液が出てくる。
全体的な形はアザミに似ており、花はタンポポによく似ていて、「トゲつきタンポポ」と呼ばれることもあります。

ノゲシの尖った葉は柔らかなので痛くありません。 春に若葉を食用にでき、根も花と種も薬剤に使用されています。

食べたあとの根っこを植木鉢にさしてたら元気よく生えてきた

ノゲシ効能

ノゲシの白い液には高麗人参に含まれるサポニンと、糖尿病によいと言われるイヌリンが入っていて、血管疾患によい効果があるだけでなく、体に多くの恩恵をもたらします。 ノゲシの苦味成分は睡眠効果があり、よく眠れるようにし、身体を安定させ、痛みを減らす鎮静剤のような働きをします。

その他、フラボノイドの一種であるアカシイン、ルテオリン、キャンパーロール、アピゼニン、抗酸化物質が多量に含まれています。 性質は冷たいほうで、肝臓、胃、心臓、大腸に作用します。 古い書物には、熱を出し、静脈にできた血栓を溶かして炎症を抑え、尿出血や生理不順(止血作用による)、急性咽頭炎、火傷(やけど)などに適用するとされています。

ここから先は長文です。科学的な説明と服用の仕方が載っています

抗ガン治療の実験結果及び治療法
臨床実験で、ノゲシの抽出成分が、顕微鏡で分析した結果、腫瘍細胞を消滅させたことが確認されました。
特に、白血病と悪性腫瘍の血液の癌患者に対して明らかな抑制作用があり、抗腫瘍成分を含んでいることが実証されました。
この場
合、ノゲシの全草15-20 グラムを水1リットルに入れて煎じ、その煎じた液を毎日、朝と夜、2回服用します。

他の実験資料では、大腸がんと胃がん、直腸がん、卵巣がんの成長を抑制して、損傷した細胞組織を回復させたとあります。
特に、女性の乳房に硬いしこりができて痛くなる乳腺がんに非常に優れた効果を示しました。
また男性にしばしば発生する肝臓がんと肺がんの治療に有効に作用する他、胃ガンやすい臓がんなどの治療に優れた効果がありました。
乳がんには、ノゲシの青汁を作って煎じて飲むと効果があり、肝臓がん治療には、ノゲシとアザミをそれぞれ20-30グラムを豚肉と一緒に煮込んで食べると効果が出ます。
糖尿病と高血圧の治療 以下は、糖尿病と高血圧に関する主な実験内容です。
まず、大学の論文資料によると、ノゲシのメタノール抽出成分は、血糖と高血圧をそれぞれ86.34%, 62.03%と減少させ、血糖降下と高血圧治療に非常に有効に作用しました。(韓国科学技術院) 特に、ノゲシのサポニンとイヌリンが血糖上昇を防ぎ、すい臓のインスリン機能を活性化させ、糖尿病患者の血糖値をしっかりサポートします。
更に、心血関係疾患と糖尿病網膜症による失明を未然に防ぎ、虚弱な体の元気を回復させる効果もあります。
また、末梢動脈疾患による下肢切断や、腎不全による投石などの深刻な合併症を予防し、進行を遅らせることができます。
そして、ノゲシのフラボノイドとルテオリンは脳と認知機能を活性化させるので脳疾患によく、記憶減退と認知症の予防、動脈硬化や脂質異常症などの成人病の予防に役立ちます。
また、人体に有害なウイルスを排除するように免疫力を強化し、インフルエンザ、顎瘡(顎ニキビ)、ジンマシン、淋病などの治療剤に適用されます。
肺と肝臓の病気
薬理作用として、乾燥させたノゲシの全草には抗酸化作用、炎症治療効果があり、肝炎、急性肺炎、気管疾患などに対して有効性が立証されています。
気管支と呼吸器疾患には、ノゲシの乾燥した根をお湯に浸けて食べたり、粉を味噌汁に入れたりして食べると病症が治るそうです。 視力増進
古い書物には、身を軽くして、目を明るくして視力を高めると言い、心を楽にして、五臓六腑の悪い気を取り除くと記されています。

飲用及び薬用方法
ノゲシは苦味がとても強く、水に長い間浸けておいてからよく煮出した後、調理をして食べます。
民間では、便秘を治すのに使われています。ノゲシを青汁やサム(葉で豚肉などを包む)にして食べると便がとてもよく出るそうです。 ノゲシの葉だけを採取して煎じてお茶として飲んだり、茎と根を掘り出して煮詰めて食べることもあります。 普通は、春から秋の間にノゲシを採取してきれいに洗い、3-5日ほど陰干してから細かく切ってお茶にします。 乾燥させたノゲシは普通、3-5グラム程度を200㏄のお湯に浸けて飲んだり、青汁にしたり、生草をすりつぶして患部に塗ることもあります。 食後にノゲシのお茶を2杯ほど飲むと、膨満感と疲労が解消され、お腹がすっきりして気分がよくなります。 ノゲシを煎じるときに、ナツメを入れると苦味もあまり出ないし、味と香りもよくなり、誰でも気軽に楽しむことができると思います。

⚠️⚠️⚠️注意 ノゲシには特別な副作用はありませんが、性質が冷たいため、血脈が弱い人や体が冷たい人はたくさん食べてはいけません。妊婦は服用してはいけません。
毒性の少ない
野生の薬草は定期的に、地道に摂取すれば、根本的な病気はすべて治療でき、うまく活用さえすれば無病長寿になります。

以上の記事は太陽の知恵袋 共鳴ヒーリングさんより

他にもノゲシ効能ありました。
イー薬草・ドット・コムさんより

花の咲いた時期に全草を採取して天日で乾燥させる 早春の若芽、若葉を採取、生長すると苦味が強くなる

健康茶として、乾燥した全草を適量、水を適量、煮出して服用する 熱湯に塩を少し入れで茹でて水で軽くさらす。
生長した葉は、少し長く茹でてから、良く水でさらす。 柔らかい若芽、若葉は、天ぷら、サラダに。茹でた葉・茎は、おひたし、和え物、油いために、旨い苦味が好まれる
中国の古書には、薬草として、脾・胃・肝・腎・心・肺の五臓六腑の邪気を払い、無毒で心を鎮め、気力が充実し、身を軽くして老化を防ぐ、滋養強壮の効果があるという

イー薬草・ドット・コムさんより

凄いですねノゲシ

生薬名がないのが不思議なくらい。民間薬ということなのでしょうか。

ゴマとノゲシのおにぎり
ノゲシと鮭のおにぎり

今頃のノゲシは柔らかくて美味しいからせっせと食べます。冬にはロゼットになるでしょうから。
ノゲシにはモルヒネ作用があるとの提言をいただきました。気分を落ち着かせるからでしょうか。鎮静、鎮痛作用がありますから。麻薬作用のあるケシとは全然違う種類だそうです。

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