思い出し怒りをするような過去ならいらない
私は不定期で日記を書いています。
日記には、嫌だったこととその時の気持ちを整理するために書いているのですが、今日はその日記を読み返してみました。
日記には、実際に問題が起こった日の1年後くらいの日付が書いてあり、ビリビリに切り裂かれたページに、「みんな私を悪者にする」と大きな乱暴な乱れた字で書かれていました。
読み返してみると当時の思いがまざまざと思い出されて、つらい気持ちは時がたって怒りや憎しみに変わっているように感じました。
辛い気持ちは時間が解決してくれると聞いたことがありますが、実は時間とともにこじれて憎しみに変換されているのかもしれませんね。
思い出し怒り
思い出し怒りという言葉を聞いたことはあるでしょうか?
過去に起きたことを、その時にタイムスリップしたかのように鮮明に思い出してしまい、怒りの感情もぶり返してきてしまうことを言うそうです。
思い出し笑いの感情の部分が怒りに変わったようですね。
今回私は、日記を読み返したため怒りを思い出しましたが、何もしていないときにふと物思いにふけって、そこから連想されて嫌なことを思い出して、「思い出し怒り」につながることがよくあります。
◦対処法
思い出し怒りの対処法を調べてみると、『考えることをやめる』ことが効果的のようです。ですが、さっきまで怒りを感じていたのにいきなり感情を切り替えることは難しいですよね。
考えることを一時停止するために、「今この瞬間」だけに意識を向けて集中する方法がいいそうです。
具体的には、
目を閉じてゆっくり呼吸をして、座っている椅子の感覚や吸って吐いている空気の温度、聞こえてくる虫のさざめきなどに意識を向ける。
ということをすると良いそうです。
目を閉じての深呼吸をするだけでも、気持ちが少し落ち着くと感じました。
いつも思い出す過去は、怒りと同時に傷のついた経歴が恥ずかしくもあり、できるならその過去ごと消えてしまいたい気持ちになります。
でも、起こったことは消せないので、必死に忘れようと、思い出の物を捨てたり、メールを消したりしました。
そうやって過去の出来事を全部切り離してみたけれど、残ったのは地に足のつかない宙ぶらりんの自分だけで、なんだかやるせない気持ちになります。一生懸命生きてきた経歴が、全部消さざるを得ないほどしょうもないものなら、私って何の価値があって生きているんだろうと思ってしまいますね。
いつか「こんなこともあったな」と過去を見つめて生きることができたらなと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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