世界史ー古代中国③【春秋戦国時代ー弐】
こんにちは。前回から古代中国、春秋戦国時代について勉強しています。
前回の記事では、周王朝なのに周は権力が弱く、春秋五覇と言われる覇者達によって、周は攻められたり逆に守られたりしていたわけですが‥ここからはもはや周なんぞ関係なしに、「力あるものこそが天下一ぞ!」というムードが高まっていきます。
毎回言いますが、これは私の勉強を記録する目的で書いている記事なので、間違っている箇所もあるかと思います。どうぞお許しを‥。
それでは、よろしくお願いします!
戦国時代のきっかけ
春秋戦国時代は春秋時代と戦国時代に分けて語られています。春秋時代について知りたければ、前回の記事まで飛んでくださいませ。戦国時代はどんな時代かというと‥乱世です!前回お話しした、春秋五覇とされた晋(しん)の文公が登場後(死後かな?)晋は韓(かん)、魏(ぎ)、趙(ちょう)に分裂することになります。
晋が三国に分裂した理由⇓⇓⇓
とても参考になりました。ありがとうございました。
こうして韓、魏、趙、斉(せい)、燕(えん)、楚(そ)、秦(しん)の七ヵ国で覇権を争う戦国時代が幕を明けるのでした。この七ヵ国は【戦国の七雄】として有名なので覚えておきましょう!
乱世突入!
諸子百家
乱世で他の国よりも抜きん出るには‥と、皆頭を悩ませます。そこで各国のリーダー達は、幅広い知識を持った優秀な人材を求めるようになりました。そこで登場!諸子百家です!
儒家‥仁(思いやり、慈しみ)と礼が大切であると説いた。
法家‥公正で厳格な法こそが大切と説いた。法と権力によって国を治める思想。
道家‥無為自然こそが人のあるべき姿と説いた。何かのために何かをするのではなく、今目の前にあるものを大切にし、自然のままに生きることの素晴らしさを教えた。
名家‥説き伏せることの重要性を説いた。相手を論破することで、自分の意見やアイデアに賛同させることができる。そのことを突き詰めた屁理屈集団。
墨家‥兼愛(平等に愛すること)こそが素晴らしいと説いた。儒家の仁を批判する。
兵家‥戦略が大切だと説いた。以前は勝敗は天運によって左右されるものとされていた。兵家は勝つ理由と負ける理由を論理的に考えた思想だった。
縦横家‥外交の策士として各国の間を行き来した人々。主に奏で活躍した。
陰陽家‥全てのものは陰と陽の気から成り立つと説いた。さらに五行と呼ばれる自然界の五つの元素(木、火、土、金、水)と組み合わせることで、自然や社会を人々に説明しようとした思想家達。
などです。‥まだあるかな?
こうして、各国のリーダー達は、思想家の意見を聞き、自国の治め方を考え、国力を増大させようとしていったのです。
秦が抜きん出る!
各国がいろいろな政策を考え争う中、勢力を伸ばしてきたのは秦でした。秦は国家戦略として法家の思想を採用し、あらゆる改革を行っていきました。
勉強になりました。ありがとうございました!
国力を増した秦を恐れた他の六ヵ国は、合従策(がっしょうさく)という外交政策をとります。これは南北の六ヵ国が同盟を組んで秦に対抗しようとしたものでした。
これに対し秦は連衡策(れんこうさく)という政策で、六ヵ国同士の繋がりを絶とうとします。その政策とは、南北で同盟を組むよりも、うち(秦)と組んで隣国を倒す方が勝率高い♡などと持ちかけ、合従策から離脱させるものです。このとき活躍したのが、諸子百家の一つ、縦横家です。合従策で同盟を組んだ六ヵ国それぞれに潜入し、諸国のリーダーに秦との連衡策を持ちかけた…とか?すごいですよね!
さあ、戦国の七雄の中でも勢力を増してきた秦!ここからはもう…次回にします!でも最後にもう一つ…。
人々の暮らしの発展
春秋戦国時代は農業、商業、工業が発展しました。その要因は道具と貨幣の変化です。
鉄を使った新しい農具が登場!農具が新しくなれば農作がグッと楽になります。楽であれば沢山仕事ができます。食料が多く生産できれば今日食べる分だけじゃなくて、余剰生産できるようになります。
青銅貨幣が広まる!新しい貨幣、青銅貨幣が広く広まったことで、農民は余剰生産した作物をお金に換え、商人から買い物をします。新しい道具が人気となれば沢山生産して工業も盛り上がっていきます。
このように春秋戦国時代は戦だけではなく、農業、商業、工業が発展していった時代でもありました。
よし!こんな感じで本日は終わりたいと思います。お付き合いいただき、感謝