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ケアマネの育成 事例検討の意義って?

皆様、こんにちは!

事例検討ってあんまりやりたくない
ですよね?

でも、事例検討って実は学ぶことって
たくさんあるって今更気づきました。

ケアマネだけでなく、社会福祉士など
様々な業種にも共通すると思いますが。

事例検討の定義としては
“対象事例を丁寧に振り替えることによって
課題の実現を妨げている要因や原因を
明らかにすること”
とします。

これ以外にもたくさん目的はありますが
今回は自分の実践を振り返り、他の事例
に活かすことや自分に足りなかった視点
や考えを取り入れることに焦点をあてました。

先日、法人内の居宅ケアマネ同士で
事例検討会をしました。
今年度3回予定をしています。

主に進行などは主任ケアマネが担当する
こちに。
事例は各居宅で持ち回りをすることに。

事例検討会の役割は

1.事例提供者
2.進行
3.記録
4.参加者

だと思います。

今回は経験年数の浅いケアマネの育成を
兼ねていたので、事例提供を依頼。

2の進行はベテランケアマネに

3の記録は私がすることに。

まず、事例提供者と言っても、
当日までに
1️⃣事例を選ぶ
2️⃣事例検討してほしい内容を考え、
  テーマをつける
3️⃣事例検討会当日は参加者に分かりやすく、
  説明する

単純にこの3つくらいやることがある
と思います。

でもこの3つって実は案外難しいし、
高度な技術が必要。

1️⃣の事例を選ぶは大丈夫だと思いますが、
問題は
2️⃣の事例検討して欲しい内容を考えをまとめると
3️⃣事例検討会当日に参加者にわかりやすく
説明するが問題です。

2️⃣の事例検討してほしい内容をまとめるに
ついてはケアマネはそれなりにできます。

ですが、
事前打ち合わせの段階で、ある程度進行の方
と事例を共有しながら、話を進めるのですが、
その時に、話を整理するために

このサービスを利用したいと言ったのは誰?
サービス利用しないで困ることは?
など質問をするのですが、

そこで、ケアマネ自身の考えやこうして
あげたいという希望なのか、

本当に利用者家族は何って言っていたのか?
利用者家族の希望なのかを切り分けて考える
能力が必要なのです。

自分の考え【主観】と相手の考え【客観】
を区別するのは、何も経験の浅いケアマネ
だけでなく、ベテランケアマネも区別が
つかない場合もあります。

私はきちんと区別できているか自信
ないですもん!

今回の事例提供のケアマネもケアマネと
してのこうしてあげたいとか、こうした
方が質の高い生活が送れるなど自分と
本人家族の考えが一緒になっていました。

ですが、事例提供当日までに事例をまとめる
ことで困っていたのはケアマネ自身で利用者
家族は困ってないと気がついたようです。

これは対話と事例をまとめることでしか
得られない効果です。

日頃の支援の中では案外気が付かない
ものです。

3️⃣の事例検討会当日に参加者に分かりやすく
説明するについても5分以内で端的に事例を
まとめて伝えるって難しいです。

案外、事例提供者ひとつとっても
これだけの技術が必要なのです。

ケアマネとして、サービス内容など
の手立てや解決法を考えるのは大切ですし、
こちらに目が向いてしまいますが、

本当は自分の考えなのか利用者家族の希望
なのか分けて考えたり、
このサービス内容を提示したけど、
このサービス必要だったかな?

など自分自身と向き合って振り返りを
する方が何倍も大切です。

おこがましいですが、ケアマネの育成
にはかなりの時間や労力を必要とします。

それ以外にも、折角事例提供をしてくれた
のだから、吊し上げをすることのないように
配慮も必要です。

あと、事例検討会の前に
処遇検討との違いを簡単に説明したり
色々役割がありました。

次回の事例検討会では、
主観と客観の区別もミニ講座みたいに
説明できるといいかと課題も発見!

またひとつひとつ取り組んで行こうと思います!






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