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プリズンブレイク


私はいま、オーストラリアの西海岸沿いの
パースというところに住んでいる

11月某日、
そのパースで出会った友人(日本人)と過ごす最終日であった

彼女とは大学生のようにふざけて、
仕事中に話し過ぎとマネージャーに怒られ、
息ができなくなるほど笑い転げて
仕事終わりには一緒にバーでビールを流し込んでいた

ワーキングホリデーの人々は
悲しいかな、このように渡り鳥なのである

ということで、
仕事場の同僚である、
2歳下の子(去る人)と8歳下の子と休みを合わせ、
プリズンブレイク


荷物が多いのはご愛嬌

フリーマントルプリズンを訪れた

なぜそこをチョイスしたかと言うと

"ショーシャンクの空に"の
モデルになった刑務所だと風の噂で聞き、
駆けつけた次第である

そのプリズンの地下水路をカヌーで旅することに
(ツアーが数種類あって予約必須なのである)

ちなみに、
通常の刑務所の見学は
そのツアーに含まれていないため、
映画のモデルとなったであろう普通の刑務所を
私らは知らない見てない

どこらへんがショーシャンクだったんだろうか

そして集合写真は、肉付きのいい私が
出来るだけムチムチしていないものを選んだのであるが

わたし太もも太すぎてなかなかハーネス止まらなかった


そう。ハーネスを付けなければならなかった
そうして私は、
ボンレスハムと化したのである

ほんでまあ、このツアーは
ハーネスをつけ、長い鉄のラダーを下って(これが滑りそうでなかなか怖い)、地下にある水路をカヌーで進む
というようなコースであるのだが

ここで、トラップが。

なんとスマホが持ち込めないのである

どこの誰だか分からない
アメリカ人と見られる男性が歌ってた
インディージョーンズ録画したかったし、
とても狭くて暗いあの通路をカヌーで進む様は、
是非とも人々に共有したかった

でももう大人ですからねわたし
こっそり持ち込むなんてしませんでした
(フリじゃない)

それはしゃーないとしてだね
もっと大事件があってですな

根本的に

オージーガイドの英語が、
冗談抜きに全く理解できない

オーストラリアには、ななんともう1年半住んでいる
(よくこのリスニング力で生きていけているものだワシすごい)

ワーホリ日本人3人して、何にも理解できぬままに
ハイレグハーネス付けられて
ラダーを下ってカヌーを漕ぐというアクティビティをしただけである

『なんて言ったか分かる??』
『いやーなんも分からん』

このやりとりで何度笑ったか

これでゲラゲラ笑えるんだから、
英語喋れないのもまあ悪くないのである
(勉強しろ)





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