イチゴイチゴイチゴイチゴイチゴイチゴイチゴ/週
私はいま、
週6で巻き寿司を作り続けている
半年前は週7でイチゴを摘んでいた
あの大学受験の猛勉強、
大嫌いだった教育実習はなんの為だったのか
まさかこの為ではあるまいな
学校の先生になるはずだった
少しずれたけど、
大きな会社に就職したから将来安泰のはずだった
ところが私は今オーストラリアにいます
オーストラリアからこんにちは
人生とは本当に何が起こるかわからないもので、
全てタイミングと勢いで大きく道が変わる
どこが大きなターニングポイントだったのだろうか
まず一つ目は
学生時代に教育実習に行って、
絶対に先生にはならないと決めたこと
教育大学に通っていたのにである
ここで進路が、
一般企業に就職するという方向へシフトチェンジ
二つ目は
一部上場企業に新卒で入社し、
順風満帆だった7年目に、
自分のミスで3,000万円の損失を出してしまったこと
ここだな うん確実に
このミスで心がズーンとなっていたころ(29歳)に耳にした
ワーキングホリデー
これが何と30歳までというじゃないか
エイヤーーーーー!!!
あれよあれよとオーストラリアである
自分には特別な才能があるわけではない
しかも英語が全く分からない(完全に忘れた)
まず向かうのは英語を必要としない
ファーム(農園)ジョブである
イチゴを週7で収穫する仕事に就いた
長い時は朝6時から夜10時ころまで働いた
ほかにも、
ラズベリー・ブルーベリー・チェリーの収穫の仕事をした
『オーストラリアまで来て、何してんだろう自分』
ってならないか。
そんなの愚門である。ははは
1日中イチゴと会話するんだぞ
まあもうね
こういうのは昇華するしかないのである
””日本で生きていたら絶対に経験できないことだなこれ””
と。
そんなことの繰り返しである
今はなんと
オーストラリアのパースにある
韓国人経営のお寿司屋さん(日本食レストラン)で
韓国人中国人と寿司をつくっているというカオス
ほんで同僚の23歳の日本人の女の子が
私の顔がオリラジのあっちゃんに似ているとの理由で
あっちゃんと呼んでいじってくる
ワシ女やでコラ
とそんな経験もできてしまう
しかしである
ここで、日本にいた自分を想像してみる
あの頃の自分がもし、
『教育実習でほぼ動物園状態の小学1年生を担当せず、5年生くらいを担当していたら』、
『会社で大損失を出していなければ』、
ここに来ていただろうか
絶対に来ていないのである
まずワーホリを知りもしないし、知っていても行かなかっただろう
私は感情型ではなく、”こうあるべき”という思考先行型であるが故
『週7でイチゴを摘む日々を知っていたら』
ここに来ていただろうか
おそらく来ていないのである
つまり
何が言いたいかというとふたつ
タイミングと情報を入れすぎないということ
友人みんなは私が海外で生活していることをすごいというけど、
私からしたら、あの状況から逃げたかっただけで、
逃げるためにエイヤーで飛び込んでみただけ
でもあの逃げるという選択、決断ができてよかった
タイミングってありますからきっと
それが前向きな目標に向かって今だァ!!!!ってやつと
よし、もう十分頑張った逃げちゃお!ってやつ
(私は後者)
来た波には考える前に飛び乗ることも
時には必要だなって思う
若い子たちよ
理由は後から考えればいいんです後付け上等
情報を入れすぎると足踏みします
波に乗るには勢いがいるからね情報入れすぎない
迷うってことはやりたいってこと
飛び込まないと後悔するでえ
それらしい理由つけてやってみたらええ
(法に触れることはあきません)
どうせほっといてもできる経験なら、
今しかできない経験に手を伸ばしてみてもいいかも
高校生の自分、
教育時実習してる自分、
新入社員の自分、
未来の自分がこんなにイチゴ摘んでるなんて1ミリも思わんかったでしょ
ははは
人生何が起きるかわからんこの先も分からん
とりあえず、
日々がんばっておいて、タイミングで
エイヤー!!