いいものが書けないと悩む前に大量に書け〜「自分を変えるノート術」を読んで〜
「自分を変えるノート術」安田修著
を読みました。
世にあるノート本の中では、シンプルな方です。
著者もありとあらゆるノート本のたぐいを読んだとのことですが、どのテクニックも、継続するには面倒で、複雑すぎると言っています。
ただ、シンプルで本質的なものは「頑張れば成功するから、頑張れ」みたいな話で、好まれない。
そこで「一人合宿」というアイディアと組み合わさったことで、本質的でシンプルなノートの使い方が日の目を見たと言っています。
一人合宿の価値を世の中に伝えるには
「一人合宿の価値を世の中に伝えるには」というタイトルで書いたノートの例があります。
これが惜しいのが手書きではなかったことです。
「手書きのノートで人生が変わる」と序章の題につけているくらいですから、ぜひ筆者の直筆のノートを見たかったところです。
この本で唯一の残念。
とはいえ、「一人合宿」なるものはとても魅力的な提案です。
まずは30分ノートとペンをもってカフェに行く。
頭の中にあることをとにかくノートに書く。
専業主婦としては、「カフェ」がいまいちピンとこないんですが。
着替えて、出かけて、高い飲み物を頼むのは、めんどくさい。
ひとりですし、静かです。
家でいいけどなあ。
しかし、一泊二日の一人合宿には憧れます。
筆者は月に一度はやるそうです。
眺めがよくて、犬も一緒に泊まれる静かな宿に行って、一日中ノートに向かうなんて、すてきでしょうね。
いつか行ってみたい。
平日の日中だけが自由だから、日帰り旅ならなんとかなりそう。
カフェの飲み物さえ高いと言ってるのに、そんな日が来るとは想像できないけど。
とにかく、「一人合宿」とは誰にも会わないところで、思考を中断されることなく、ノートに書きながらひたすら考えることです。
ノートの書き方で参考にしたいこと
書くことは好きで、手書きも好きです。
それでもこの本を読んで、まねしたい、変えたいことをあげます。
1 ネガティブなことは一回だけ
書くことは昔から好きで、悩み事があるとひたすら書きました。
でも、ネガティブなことは一回だけ書いて忘れるのがおすすめとのこと。読み返すのもやめます。
つい、悩んでは書き、書いては読み、記憶の上書きをして、悩みから抜けだすのに時間がかかっていました。
書いたら破って捨てるのもおすすめとあり、次回からはそうしようと思います。
2タイトルを決める
これは、絶対実行します。
漫然と恨みつらみを書いていても、新しい発想は生まれません。
「この状況を変えるには」
といったタイトルをつけて、制約のある中で書いてみます。
3自分に質問
自分への質問をしながらたくさんの発想を書いてみます。
4大量に書く
これもまねしたいことの一つです。
量と気づきは比例する。
いいものが書けない、と悩んでいる間にとにかくたくさん書けということです。
大量に書いた中から、ましなものを拾い上げるのです。
カフェ派と自宅派
筆者は「カフェに行こう」と提案しています。
その効果は次のようなものが考えられます。
カフェのメリット
特別感を出すこと
非日常を味わうこと
集中のスイッチを入れること
自宅のメリット
移動時間の節約
居心地がいい
外部刺激がない(人ゴミ嫌い)
癒やし(わんこ)がいる
トイレはきれい
飲み物格安
今のところ、静かで安心な自宅で一人合宿をしていく予定です。
ただし、集中のスイッチは必要です。
代わりになるものを取り入れてみました。
・アロマキャンドル
炎のゆらめきはきれいです。
特別感が出ます。
おしゃれなのに落ち着きます。
勉強動画
YouTubeで一緒に勉強する動画を流します。
静かな音楽が流れています。
勉強している姿をときどき見るのもいいです。
まとめ
「自分を変えるノート術」
この本は「一人合宿」をメインテーマにすえたものです。
著者自身も「一人合宿」とシンプルで本質的なノート術が合わさったから日の目を見たと言っています。
しかし、その本質的なノート術に心惹かれました。
ノート本はテクニックを紹介するものを読んでいたので、逆に目新しく感じます。
黒一色。日時とタイトルだけ書いて箇条書き。
いさぎよいほどシンプルです。
シンプルだけど、怖くないんです。
中身で勝負みたいな根性論でもないです。
能力の問題ではなく、かける時間が大事と言います。
時間はみんな持ってます。
しかも、大量に書く。量と気づきは比例する。
などと、書くこと大好き人間には苦もないことを言ってくださる。
気づきがないということは、量が少ないと言うことですね。
承知しました。
足りないというのならば、書いて書いて書きまくってやりますわ。
いい気づきが生まれたなら、一泊二日の一人合宿に出かけてもいいですか?