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北海道、余市、ランセッカ、ノボリコノボリ2020

ブドウ品種はナイアガラ。ガス圧強めの発泡。冷やして、出来るだけ動かさずに開栓すれば、吹くことはなかった。オリは多め。3日経っても、結構、泡の勢いはあった。

香りはマスカット。青リンゴ。飲み口はドライ。1日目はとてもドライに感じたけれど、3日目ともなると、少し果実味が感じられて、美味しい。個人的には開栓初日よりも美味しい。シードルのような雰囲気。少しリンゴ蜜が感じられるよう。

雑記

北海道は余市のワイン。今、最も盛り上がっている地域でもある。新興ワイナリーが多く集まる余市は、その多くが入手困難なものになっている。直接現地のフェスタに行って購入するか、酒屋になじみとなって、ある程度融通してもらうというやり方が考えられるが、私はなるべくなら一期一会がいいと思っている。

もちろん、毎回いくつかのワインを譲っていただいているワイナリーさんも存在するが、「君子之交淡如水」というように、結局のところ企業と消費者という関係で構わない。飲食店に回すから、一般には回らないと言われれば、それまでのことなのだと思う。そちらの方が、多くの人に味わわれることだろう。

余市の新興ワイナリーの姿勢として、道内消費の推進があると思うが、私はそれに賛成である。道内に行けば、これらのワインが飲める。そうして観光客を誘致するのは悪くないことだと思う。

本音

「雑記」の内容が、キレイゴトっぽくて、我ながら苦笑した。率直な感情も書いておきたい。日本のワイナリーの中でも人気のあるワイナリーのものは、なかなか飲むことができない。飲食店でも、高価になってしまう傾向がある。でも、ネットの中では、易々とそれらを味わい、同時に抽選に当選し、届いた喜びを表明している人がいる。

その中に、毎年当選している人がいる。毎回当選しているように私が嫉妬ゆえに思い込んでいるだけだろうか。

それは僻みだろうか。それは妬みだろうか。それは羨みだろうか。要するに、猛烈にうらやましいのだ。とはいえ、大量に当選したからと言っておいそれと飲めないし、大量に飲む能力もない。そう思って、羨望、嫉妬を宥める。

反省

そうした当選をひけらかす人も、当選を猛烈に羨む僕も、たいていはオジサンである。オバサンは、私が見る限りそんなことをしない。いいオジサンにならねばならない。

男の見栄と競争心が、このような感情を生み出す。何が「君子之交淡如水」だ。俺も飲みたいんじゃー。と、あられもない姿を書き記して、この感情を宥め、この感情に浸される自分の未熟さを直視しておきたい。







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