タン、味噌、コラトゥーラで元気に 〜共稼ぎ家事担当夫の料理 28〜
元気になりたいと思って、精肉卸の特売に行ったら、タンシチュー用のタン先のカットされたものが売ってたので、シチューにしようと思って購入しました。いつもは、一本のブロック6000円とかだけど、まあこれくらいなら小分けで使えるなあと思って、購入しました。もう一つはバラ肉。200gずつ使おう。
ただ、昼は、これも先日届いた、カタクチイワシの魚醤コラトゥーラを使ってみようと思いました。
瀬戸内コラトゥーラ。ふるさと納税で山口県平生町からいただいたもの。普段買えないようなものが嬉しい。
昼はこれでパスタを和えました。
オリーブオイル大4、コラトゥーラ大2(贅沢!)の汁にニンニクを潰して入れてイタリアンパセリも浮かべる。しばらくしたら、ニンニクをとって、混ぜて、茹で上がったパスタに絡めて食べるだけで、何とも美味しい。追いパセリ。
追いアンチョビをしてもいいかもしれないけど、とりあえず今回は、風味を楽しんだ。ナンプラーほどクセがなく、味にうるさい上の子も、結構好きそうでした。
ちなみに、上の子が好きなのは、ジェノベーゼ、塩バターとセージ、そしてこれ。
「毎日ゴーヤ生活」でお馴染みのゴーヤのおひたしも、鰹節にコラトゥーラで、旨みがアップ。毎日半分食ってますよ。
そう言えば、ここのところ野菜が高いですね。でもなぜかゴーヤだけは値崩れというか安くて、3本くらい買っては1日半分ずつ食べております。
ちゃんと島どうふもつかってチャンプルーも作ってますよ。コラトゥーラを隠し味で入れると、何だかちょっと嬉しくなります。
私は料理があんまりうまくならなかった時期があって、それは初めてなのに自己流すぎたからなんですね。その時は、全然自分で食べてて箸が進まなかった。
余計な水分を飛ばす。アクを取る。と言った下処理系をちゃんとするようになって、それでちゃんとレシピに従って調味するようになり、初めて自分の作ったものを自分で食べてうまいと思ったんですね。
あと何度も思い返すのは、どこにどの調味料があるかが把握されている状態でやると、すごい手際が良くなるというか、楽になる。
最後に、この辺は男子っぽいんですが、食材、調味料にこだわり出す。それは別に「あんたが作ってるなら文句言わないわよ」と言われていますが、ここも少しランクを上げたんですね。食材は安くてもいい(無農薬農家さんと契約しているから、一概に食材にこだわりがないとは言わないけど)、けれども調味料については、ちょっと味見をして確かめたい。莫迦なこだわりかもしれません。
埼玉県は神川町に「ヤマキ醸造」という醤油味噌蔵があります。
以前、鬼石町に行った際に、対岸に見えた工場のような蔵を覚えていますか?そこです。
鬼石町の対岸、埼玉県の神川町。長瀞の背にある町で、地味です。ここは味噌を試食させてくれ、清潔な施設で、丁寧に作っています。
昨年使っていた神流町の麦味噌が切れたので、ここで麦味噌を買いました。これで、ホルモンを味噌炒めしていくと、大変に丼飯が進みます。
比率は、まかないチャレンジのおじさんの比率ですが、酒大4、味噌大3、酢大1、砂糖大2(私は1)。辛味は、おじさんは豆板醤と花椒なんですが、私は砂糖を少なくする分、コチュジャンを小1入れます。子どもらがいる時は1/3です。
これは、ホルモン茹でこぼす、具材(玉ねぎ1/2、貧弱な細いアスパラ2本)切る、具材野菜炒める、炒まったらホルモン入れる、ホルモンの水分が抜けたら味噌ダレ入れて絡める、だけの工程なので、20分かからずできちゃいます。
香りがいいですね。
今回は酒も、長瀞の蔵の鬼面山なので、同じ地域のもので、合わせてます。たまたまですが。
で、夜はとうとうタンシチューです。
具材に焼き色をつけ、ルデポに放り込み、圧力をかけていく。
しかしながら、今回は、ドミグラスソース缶を溶かすために入れた水が多すぎて、ちょっとゆるゆるになってしまいました。調味段階で、水を飛ばすために、煮込んだので当初の予定から大幅にズレました。しかし、それゆえに子どもらはおかわりをしていました。
タンはまだ600あるから、明日も作るからね。
スネ肉の圧力鍋時間の2倍を費やしました。フワッと切れます。上の子が苦手な玉ねぎもかなり溶けました。
何を合わせた?
ボルドー、ポイヤックのレ・グリフォン・ド・ピション・バロンの2017。
家庭料理の時短シチューなので、いささか味のこなれ感が薄いのが玉に瑕ですが、合わないことはない、という感じですかね。
ここのところの料理の報告でした。
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