群馬、吾妻川沿い、♨️小野上温泉
憂愁の度がすぎて、人の少ないところに行って、デトックスしたいと思った。
昨日の午前中は、上の子とキャッチボールをしたり、下の子の自転車の練習などをして過ごした。下の子は四年生にして、とうとう自転車に乗れるようになった。
そこまでは、いつもの休みという感じだった。
昼に、LINEに「会長、相談があるんですけど…」という一報が入って、「ああ、これはややこしい話だな…」と思った。
具体的な事情は割愛するけれど、要するに昨今話題になっている単独親権か共同親権かの問題を惹起させるような出来事があり、実子誘拐を防ぐために、一肌脱がなきゃいけないという話で、いたたまれなかった。
妻の方が子どもを連れて行ったりして、どちらが誘拐なのかわからない場合など、複数微妙な案件を体験してきた自分としては、今度はこっち側かと思いなした。
だからといって私がどうすることもできはしないので、「よろしく頼む、何かあれば出て行くから」くらいしか言えない。
色々な人の思いが交錯して、受け止めるだけしかできない、という状態は、それはそれで辛い。お互いにはお互いの事情と、真実がある。旦那の方も、悪くはない人だから、きっとただ弱かったのだろう。
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太陽のせいにできそうもない天気だったけど、今日はどこか温泉に行くことにした。
小野上温泉にした。
渋川の吾妻川沿いの。
弁当詰めて、出発。
そらはけぶる。
台風かよ。
今日は、ずいぶん道に嫌われた。
高速を避けて東松山から乗ることにしたのに、254号線で混雑、さらに、前橋IC〜駒寄PA間で渋滞。
だから、向こうで道の駅なんかに寄ることはできないかもしれないので、東松山で直売所に寄る。
で、前橋で降りて下道で。
このまま萩原朔太郎記念館に、と思ったりもしたけれど、今日は逆。渋川の方へ。
渋川も山に囲まれたすり鉢状の扇状地で、高所から街を眺めると、山の稜線が綺麗。
そして、いわゆる日本ロマンチック街道に沿って、中之条までは行かずに、小野上(おのがみ)温泉へ。プチ高速みたいなのがあるので、行くのはそんなに大変じゃない。
潔い温泉で、内風呂3(うち一つは水風呂)、露天1、サウナ1の無駄のない構成。
今日は空いていた。並ぶ時もあるってよ。草津温泉の下り湯、って?
泉質は若干のぬるつきがある。温度は低め。掛け流しではないけれど、湯は清潔な感じ。露天に飲水所も。
先日、少しだけ患部がまた熱を持ってきたので、今日はぬるめのお湯にじっくりと浸かった。
動物は傷を治すために温泉に入りにくるというけれど、人間も傷付いたらやはり、温泉でじっとしているのが良いように思った。
中は広くて椅子もふんだんにあって、食事もおいしそう。
程よく浸かって、外へ出て、弁当を食べる。
涼しい中で、食べる弁当は、うまい。
足湯のようなものもあるよ。
やってないと見せかけて、やってた!
キノコがあるかと思ったけど、もう品はほとんどなかった。
青空も出てきたよ。
温泉水の引水所もあるよ。でも、暖かいからか、ミツバチがたくさん飛んでるんだよね。
温泉成分。ph9.0アルカリ性らしい。
吾妻川。下まで行こうと思ったのに、ミツバチだけじゃなく結構なハチがブンブン飛んでいたので、今日は断念。
崖の感じが、この吾妻川沿いはいいんだよね。
紅葉はまだだね。みなかみくらいまで行かないとダメかな?
帰り道はスイスイ。東の方は曇ってるね。
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iPadでテキトーにランダムに音楽流していたら、クリープハイプの「蜂蜜と風呂場」が流れてきて、しょーもない歌詞にキャッチーなメロディが、色々とダメだった昔のことを思い出させて、ちょっと泣いた。
男って、バカだよな。