「思川」という小説の構想を練りに行く3 〜小山評定・完〜
音楽が必要だと思いました。
もう、充電が14%まで来てしまってますが。
でも、私は、聴く。
夏も終わるわけだから、口ロロ(クチロロ)で「真夏のラストチューン」。
オッサンが、「真夏のラストチューン」もねー、と思いながら、気持ちを紛らわすつもりで、聴きました。
そして、名所・旧跡を検索しました。すると、小山氏の居城跡として祇園城というのがあるといいます。
これだ、この城山公園が跡地なのです。
桜の季節が良いようですね。思川も、花火大会があるようです。いつ、やるんだろ?
堀跡です。
ん?下に降りられるぞ。
え、川につながってる。
竹富島みたい。
洪水のとき、どうするんだろう。
炎天下、人もいない、午後1時半。
暑い。
群馬が暑いというけれど、そのお隣だから、小山だって暑いのです。
*
小山市の「思川」を舞台に、若者の淡い恋と国籍不明の男たちの活劇が交錯する。
そんな小説書けるか?
若者の淡い恋は、中学生、高校生、それ以上で微妙に異なる。
転校してしまう愛莉、行き先は逗子。剣道部で汗を流す幸人、東京の高校で会おうよってなる。寂しくなる愛莉と幸人。最後の花火大会の日に、川の傍を散歩していると、白いビニール袋に入った拳銃をみつけてしまう。そのまま戻しておいたけれども、幸人は気になってしかたがない。日を置いて二度目見に行ったら、同じところにあったので、自分だけが知っている場所に移す。
なんだこれ、天気の子か、ダメダメ。もろパクリじゃん。もう一度。
転校してしまう愛莉、行先は逗子。剣道部で汗を流す幸人、東京の高校でもう一度会おうよってなる。幸人は必死で勉強するが、ヤングケアラーでもある幸人は、東京の高校に進む(つまり私立ということだ)ことを反対される。お金が必要だ。タイ料理屋で、バイトを始める。そこには、様々な男たちと、近所にあるフィリピンパブで働く、東南アジアの女性たちが出入りしていた。
なんかどんどん陳腐になっていくな。
*
充電も減っていたので、戻ることにしました。
そして、次なる名所・旧跡として、小山御殿広場、がありました。市役所のある大きな交差点の角地。
結構広くて、芝生もキレイ。思川温泉のベンチ付近も、綺麗な芝だったんだけど、芝のつくりが上手なのかな?
小山氏は、鎌倉時代の御家人。足利時代にも活躍。でも、南北朝のときに、家が滅亡してしまう。
え、そうなの?
で、結城氏の家系が、小山家を再興し、戦国まで続くも、また落城、滅亡。
ちょっと、ちょっと、小山の城、落とされ過ぎじゃない?確かに、例えば、箕輪城とか上田城とか、そういった城に比べて、力で押せば、落ちそうな地形だもんね。
ただ、南北朝時代の小山義政の戦い、息子・若犬丸の戦いは、一つ作品になるかもしれんね。悲劇ではあるけど。有名な人たちじゃないから、読者の期待を想定することはできないけど。
ここがあの小山評定の史跡!
「豊臣につくか、徳川につくか、太閤の御恩に報じたいという方がおられれば、すぐに帰路につかれたもう」
「いや!石田は太閤の意志をまげて好き勝手やってる奴!討ちますぞ!」
のアレ。
勝手な脚色。
この会議のドタバタを、タランティーノ風に!三谷幸喜風に!
うーん。
まあでも縁起のいい評定だから、史跡の上に小山市役所も、ボン!と威勢のいい建物を建てたんだと思うし、これからは大事なことは、この評定跡で決めるってどうですかね。
御殿跡を、散策。
調子に乗って写真撮りまくっていたら、充電残り4%になっちゃったよ!
小山市の沿革とか歴史とか、資料館が閉まっていたこともあって、知れなかったな。
また、充電があればここから文書館やら「料理の神様」の高椅(たかはし)神社や須賀神社にも行こうと思ってたから、なんとも無念でござります。
それで充電も少ないので帰り道はずっと『江戸川乱歩短編集』を読んでました。
最後に、どうでもいいことなのですが、私ゴボウの漬物が好きで。
でも、一般的にヤマゴボウの漬物はモリアザミを使って、漬け汁がやたらと加工的であることが多く、それはあまり好きではない。
この思川ゴボウは、国産ゴボウを、ギリギリくどくない漬け汁で、大変に美味しいです。
思川、花火、小山義政、小山評定、中学生の恋。
一回だと、なかなか、難しいな。
また、こよう。
夏も終わるね。
なんてね。
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