見出し画像

クラスに入れない子達のための居場所づくり ~通級指導教室担当としてできること~

9月2日(月)から2学期が始まり、1週間が経ちました。これまで夏休み期間中でゆっくりと過ごしてきましたが、急に現実に戻された気分です。子どもたちと一緒に過ごす喜び、充実感を味わいながら、忙しい毎日でした。

来週から、私のミッションが追加されたので、どうしようか悩みながら休日を過ごしている所です。そのミッションとは…!!

教室に入れない子を、通級指導教室で預かってくれないか?

通級指導教室は、学びの場の変更をした子どもたちを週に1回個別指導や小集団指導する場所です。つまり、入れ替わりで各学年の子どもたちが学習をしに来ます。私の学校では、全学年の子どもたちが在籍していて時間割もほぼ埋まっています。

つまり、必ず誰かが通級指導教室にいて、個別指導や小集団指導をしているという状態になるのです。

そんな状態なのに、通級指導教室で教室に入れない子を預かるなんて、できるのか!?むちゃ言うぜ…!

私の心の中の率直な思いです(笑)。ただ居させてくれればいいとは言われますが、ただ居ていいと言って、大人しくいれる子ではないのです。やることがなくなると、教室中を這いつくばってちょっかいを出しに来ますし、教室外へ飛び出すことも考えられます。プリントをやらせても、少しでも分からないと怒り出し、やらなくなります。誰かがそばにいないと難しいのが現状です。

しかし、私が預からなかったら、廊下にずっといてウロウロしている状態です。支援員さんが1名ついていてくださっていますが、常時つけるわけではありません。1人で廊下にほったらかしになる恐れもあるのです。何より、担任が大変です。授業もあるのに、廊下にいるその子への対応は難しいです。

教室に入れない原因として、勉強が分からないことと、人が多かったり騒音が苦手だったりします。給食も、みんなと一緒に食べるのが嫌で、ほとんど食べることができません。静かな場所では、好き嫌いはありますが、ある程度完食できます。

現時点で、できる最善の手立てとして、静かで少人数で過ごせる場所として通級指導教室が候補に挙げられたのです。私も関係づくりを進めていて、よく話をしてくれますし、通級指導教室では笑顔もたくさん見せてくれます。

幸い、隣は空き教室になっています。空いている理由は、冷暖房がついていないからなのですが…。教室配置を変更して、その子用のスペースを確保してあげようと考えています。

実は、他にも教室に入れず、登校を渋っている子どもがいます。そんな子どもたちの居場所づくりを進めていかなければなりません。

通級指導教室を、クラスに入れない子達のための居場所として提供し、笑顔で学校に登校できる子どもが増えればと願っています。

私が影分身で3人位に増やせればと思うことがありますが、残念ながら体は1つなので、無理せず、できることをやろうと思います。

今日の記事は以上になります。
最後までお読みくださりありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?