教員は、究極のマルチタスクを余儀なくされる過酷な職業である 〜今できるベストを尽くせ!〜
勤務校が所属する地区の
4つの小中学校の特別支援学級の先生方が一同に介し
研修会が行われます。
6年生を担任にもつ教員は
中学校の教員と小中連携に関する協議を行います。
一方、在校生を担任にもつ教員は
別に集まって協議を行います。
私は、在校生を担任にもつ教員が集まる研修の
司会進行を行うことになりました。
「どんな協議をしたら良いのだろうか?」
私が真っ先に思い浮かぶのは
普段の悩み相談会です。
気になっていること、悩み、相談したいことなどを
それぞれ話してもらうのです。
やはり、研修会に参加して、最も有益だったと思える会は、
主体的に参加できた会です。
「自分の意見や考えを伝えられた」「話せた」「聞いてもらえた」
という感情は人に満足感や充足感をもたらします。
「話を聞いて終わり」
の研修ほど、つまらないものはありません。
講演会で、その人の話を聞くために行ったのなら
聞くだけでも満足だし、充足感も満たされるでしょう。
しかし、今回の研修会は
誰も話を聞きにきているわけではないし、定例会なのです。
特に、全国で大雪注意報が発令されている現状
研修会に対してネガティブな感情をもって
明日は集まることが分かっています。
「この寒い中、なんで研修会なんて行かなくちゃいけないんだよ…」
だからこそ
お互いに話ができる場づくり
話を聞いてもらえる場作り
は大切だと思うのです。
お互いにリアルな現場での話は
最も今後につながる話題提供になるでしょう。
そのために、司会進行を務める私の役割は
「話さないこと」
だと考えます。
①少人数のグループ編成
②普段の悩み相談会を開く
【テーマ】
・「自立活動について」
・「来年度の学級編成について」
・「保護者との関わりについて」
・「個別の指導計画について」
・「交流学級について」
・「来年度の本研修会についての要望」
などでしょうか。
約60分あるので、いくつか、テーマを分けて
協議をしてもらおうと考えています。
「来てよかった!」
と思える研修会を目指します。
実際、60分も協議をするのは現実的ではありません。
私から情報提供として、通級指導教室の実際について
話をしても良いかもしれません。
先生方へお伝えして
必要であるなら入れようかと思います。
「もっと、早く計画を立てておけよ!」
とお叱りの声が聞こえてきそうですが、
実際に、直前にならないと、
動けないことってありますよね?
特に、日々の授業をしながら
研修会の企画などをしていると
迫り来る課題をこなしていく中で
おろそかになることもあります。
特に、教員は
・授業
・児童管理
・給食指導
・掃除指導
・生活指導
・委員会活動の指導
・校務分掌
・保護者対応
・研究を進める
・同僚との関わり
究極のマルチタスクを
余儀なくされている
過酷な職業なのです。
そんな時、私はいつも、こう考えます。
「今できる、ベストを出そう!」
全てを完璧にできるスーパーティーチャーは
100人に1人です。
残り99人は、普通の教員です。
教員には、始業時間と終業時間があります。
しかし、それ以外の膨大な時間も、
教材研究や保護者対応に追われている現状があります。
果たして、それでいいのでしょうか?
時間は有限です。
限られた時間で
最大の成果を出すことが
現在の教員の力量とも
言えるのではないのでしょうか。
特に、30代を過ぎてミドル世代に
差し掛かった教員は、家庭を持ちながら
担任を持ち、主要の校務分掌を持たなければなりません。
繰り返しますが、時間は有限です。
土日も無限に時間があるわけではないのです。
家族のこともしなければならない。
子供が熱を出せば、休まなければならない。
そんな状態でも、できる限りの成果を出すためには、
限られた時間で、できる限りのベストを出さなければならないのです。
じゃあ、どうする?
「あ、もっとこうしておけばよかった💦」
「計画的にできなかったな💦見通しが甘かった💦」
と過去の自分を嘆く暇があるのなら
現時点でこれからできるベストを
尽くすべきなのです。
「もう、いいや…」
「適当で、いいよ…」
では、いけないのです。
明日の研修会も、できる限りの計画を立てて
できるベストを尽くしていきたいと思います。
任されるって、私は燃えるんですよね!
「研修会に絶対来てよかった!と思わせてやる!」
と心が燃えています!
できる最大限のベストを尽くして
他者貢献ができればと考えています。
今日の記事は以上になります。
最後までお読みくださりありがとうございました。