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教師は、やり方次第でディズニーランドに負けない感動を学校で与えることができる

皆さんは、「感動」を生み出す仕事はどのようにして生まれると思いますか?

先日、ディズニー白熱教室「仕事で大切なこと」を知る授業の本を読み、夢の国で感動させるための秘訣について学びました。

私自身、ディズニーランドに行ったことが生まれて一度もありません💦

これを周りに言うと、ドン引きされました😫

私が住んでいる県はディズニーランドがある千葉県からはるか遠く離れていて、飛行機を使わなければ到底行けません。テレビで見るくらいで私は十分でした。

ただ、知らない人はいないほどの日本一有名なテーマパークであり、一生に一度は行きたい場所になっています。

なぜ?ディズニーランドの何がそこまで熱狂させるのか?

この本には、ディズニーランドで働く人たちの理念や決まり等からディズニーランドが日本一のテーマパークであり続け、人々を熱狂させ、何度も足を運ばせる秘密が書かれています。

この本は、ディズニーランド社員(以下、キャスト)の役目が書かれています。ディズニーランドは配属先を問わず、キャスト全員が意識していることがあります。

「マジカル・モーメント」(魔法のような瞬間)をつくり出す

マジカル・モーメントとは、「ディズニー・ワールドに訪れたお客様(以下、ゲスト)のためにキャストがつくり出す魔法のように特別な瞬間のこと」です。

ディズニーランドでは、満足で終わることなく、ゲストに「また来たい」と思うような心に残るサービス、期待を超えるサービス、つまり「感動」を与えるのです。

「感動」と「満足」の違いについて、本には以下のように述べています。

〈感動ライン〉
・期待を超えた感動を与える
・特別感を演出
・個性的で新鮮なサービス
〈満足ライン〉
・言われたことに対応する
・平等で均一なサービス
・期待されている役割を果たす

ディズニー白熱教室 P93

通り一辺倒のサービスでは到底満足到達してくれません。常にキャストは、ゲストの期待を超えていくことが必要になってくるのです。

ゲストは、嬉しい刺激を求めてディズニーへ来ます。そのマジカル・モーメント(魔法のような瞬間)はどうやって作り出すのか?

ゲストがどうしたら驚き、喜んでくれるか考え、いつものサービスにプラス・アルファを添えること

ディズニー白熱教室 P94

身の回りにあるもの、自分の体や声だって立派な小道具です。

この道具を使って、目の前の相手を楽しませるためにはどうすれば良いか?
どの配属先においても、それぞれのキャストの個性がものを言います。

この考え方は、どんな仕事においても通用する発想なのではないでしょうか。

配属先や仕事の内容に関わらず、あなたが「マジカル・モーメント」をつくり出すチャンスはあちこちに散らばっているはずです。

マジカル・モーメント(魔法のような瞬間)は、学校の至るところで発揮することができるのではないでしょうか。そして、その感動が増えれば増えるほど、子どもたちの目は輝き、様々な学習活動に主体的に取り組む姿勢が育まれていくのです。

ディズニーランドへ行けば、大人も子どもになり、はしゃぎます。ミッキーの耳がついたカチューシャなんて、ディズニーランドが夢の国だからつけられるのです。現実へ一歩踏み出せば、あんなに恥ずかしいものをつけていられません(笑)

子どもは、正直です。少しでもつまらないものであれば、「つまらない」と言います。ディズニーランドは常に感動を提供してくれるからこそ、大人が子どもでいられるのです。

後輩に、いつもディズニーランドアプリの会場マップをスマホで見ているという子がいました。何の気なしに

「何で行かないのに見てるの?」

と聞くと

「次行ったら、どこに行こうかな~って思いながら見てます。後、アトラクションが何分待ちか見るだけでも、楽しいんです!」

と嬉々として話していました。ディズニーランドに行ったことがない私には、正直未知の世界です…!

学校でも、子どもたがどうしたら驚き、喜んでくれるか考え、いつもの授業や関わりにプラス・アルファを添えることで、感動が生まれ、成長につながっていくのです。ディズニーランドアプリの会場マップを見て次行く時を楽しみにしているように、次の授業、明日の学校生活が楽しみで、待ち遠しくなります。

ただ単調に毎日の学校生活を送るのは、子どもにとってつまらないものです。特に発達障害の特性のある子どもにとって、つまらないと集中が続かず、私語や離席など不適応行動へつながるかもしれません。

失敗を恐れず、楽に流されず、我々教師は常に攻め続けることが大切です。

守りに入ったら、負けです。守りに入るとは、「例年通り」「ある程度で終わる」「教科書通り」です。

攻め続けることは、子どもの驚きや喜びを与えるために失敗を恐れずチャレンジした回数です。決して無理をさせ続けてはなりませんが、常にチャレンジは忘れてはなりません。

教師は、やり方次第でディズニーランドに負けない感動を学校で与えることができることができるのではないのでしょうか。まさに、それが教師の醍醐味だと私は考えます。感動を与えられるような授業を目指したいものです。

まずは、ディズニーのカチューシャでもつけながら授業をしてみます(笑)それは違うか💦

今日の記事は以上になります。
最後までお読みくださりありがとうございました。

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