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アニメ チェーンソーマンの挑戦に固唾を飲んで待つのみ
栄誉ある受賞作品
藤本タツキ先生の『チェンソーマン』がハーヴェイ賞で最優秀マンガ賞を受賞は記憶に新しい。つい最近、テレビアニメ化のワールドプレミア上映がありました。PV以外色々と発表されて世間では盛り上がって参りました。
Harvey Awardとは?
(※ ハーヴェイ・カーツマン氏(1924-1993)というアメリカン・コミック作家、原作者、編集者として知られる業界のパイオニアの名前を冠した1988年に設立された賞。アメリカのコミック業界で最も古く、最も権威ある賞の1つ。毎年ニューヨーク・コミコンで授賞式が行われていて、直近の5年間に行われたコミコンでプロ作家、またはプロ・イラストレーターだと認定されたクリエイター、プレス、出版社等のコミック業界のプロ達による投票制で選ばれる。平たく言うと、業界人が選んだ今年一番面白いコミックを選ぶ賞。Best Mangaは日本のマンガ部門。)
過去数年間に渡り、マンガは他のコミックと並び "外国のベスト・アメリカン・エディション" カテゴリーにノミネートされていました。このカテゴリーで最後に受賞したマンガ作品は2014年の諫山創先生の『Attack on Titan(進撃の巨人)』のみ。
ノミネートは数あれど受賞するには敷居も権威もあり、ヒット作だけでは受賞はできない。日本にある本屋さん大賞やマーケティング用の賞レースとは一線をかく。
それほど、国内外で「チェンーンソーマン」は漫画愛好家に支持され愛されてる。数々のジャンプメゾットを否定し、漫画に表現革命を起こした作品。そんな作品のアニメ化なのです。
なぜ、アニメ化がお祭り騒ぎなのか。
オールレンジ攻撃で畳み掛ける
待望の2部連載開始に続いていよいよ、TVアニメ版が来月から放送される。
鬼滅の刃と同じく製作委員会方式をとらない方式なので、規制や者言う出資者が少ない分ある程度,原作忠実は担保されてる。
EDはSONYグループ(ソニーミュージックエンターテイメント所属アーティストが総動員)だけに留まらずボカロ、 TOY'S FACTORY、バップワーナーミュージック・ジャパン、ユニバーサルミュージック、ドワンゴのレーベルなど全戦力が集結して配置されてる。
海外はクランチロールを従えたSONYグループ、国内は全配信プラットフォーマを全方位で盤石。ALLジャパンのスクラム組むジャパンエンターテイメントの総力戦を見せる。
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少子化でアニメタイアップでのメイン購買層に届けるには見事なプロモーション。オールレンジ攻撃でどれかは網に引掛る。サウンド商圏にはスキがない。どのアーティストもこの作品に関わりたい、カルチャーシーン、文化史に名を残す事が確定してるからだと個人的に思いにふけます。
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この作品は表現の未来をかけた大一番。
さながらミッドウェイ海戦序盤です。
原作のもつ魅力
まさにジャパンエンタメ、ジャパニメーションの総力戦で挑まなくてはならない理由は冒頭に記載してると通り原作の凄さにある。
ざっくり纏めると。
・グロキモ表現とエンタメ性の両立
『チェンソーマン』は血と肉塊が飛び散るハードなバトルシーンを斬新な構図で描きつつ、それを少年誌のテイストに落とし込み、クールなエンターテインメント作品に仕上げている。
・意外性と奥深さが秀逸
ストーリー展開やキャラクターの行動など、作品全体のプロットが練り込まれ私たち読者は想像をことごとく裏切られ、驚かされてる展開。
・海外名作映画、B級映画のオマージュ満載
決め場シーンはどこかで見たことあるような風景や映画シーンを彷彿されつつも明らかに堂々とパクる(オマージュされてる)。タイトルや前ページなどにきちんと前フリでリスペクトした描写があり”作品愛”を表現してるのがわかる。
・「週刊少年ジャンプ」のメゾットをいい感じに壊す
良くも悪くも少年漫画のお約束フォーマットを壊して、少年ジャンプ漫画を一段引き上げつつジャンプ連載作家を恐怖に陥れた。これ「少年ジャンプ」で連載していいのかーー!ってなる。
・バトル漫画のパワーインフレを防ぐ新しい概念。
抽象表現の具現化を見事に表現。読者が何度も読み返さないといけないほど語彙を概念で解釈しないとバトル漫画に没頭できない。いわばこの抽象表現の発明を楽しめないと作品を理解できない構造。
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他にもこの作品が漫画表現として見どころが満載なのです。
アニメ化が挑む事(※勝手に思ってる)
小説や漫画媒体の2次元では、読み手主体で考える時間を与えてくれるがアニメーションは一筋ではいかない。
時間軸(尺)の一方通行表現で物語が進行するので、どのように視聴者に演出だけでなく漫画と同じ解釈を映像化ができるのか。
国内の放送コード規制を打破しつつも”B級テイストを1流に作品”に仕上げる事ができるのかを全世界が固唾を呑んでアニメを待てっると思っています。
少年ジャンプ、マガジン、サンデーは翌週、下手したら同時に全世界に翻訳されて世界中に配信される時代。
MAPPAが社運をかけてやる理由は色々あると思いますが、漫画愛好家である私はアニメ化でガッカリさせられるのは何故か失意が襲うのです、「日本人では作れないのかー」ってなる失望の念に駆られるのです。
MAPPAでも表現できないのか。。。
この衰退してる日本にさらなる衰退を感じさせてもらいたくない。
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アニメの国と認知されてるが土台は、日米共に漫画コミック文化が下地あってこそと私は思っています。だからこそ、コミック原作で革命を起こしてる作品を大事にしたいオモイが溢れてしまうのです。
数々の漫画原作で表現革命を起こしたからこそ、国内の内製オンリーでやり切って欲しい反面、Netflix、HBO、Disny、MARVEL、ワーナー、FOX(BBE)、Stoopid Buddy Stoodios 、Atomic Cartoonsなど海外の有名スタジオの助力や支援をうけてでもやり切ってほしい。それほどアニメショーンの未来がかかってると私は思っています。
原作が凄い革命的、芸術の域に達したまま一気に駆け抜けて1部が終わったわけでどのように映像表現ができるかそこに全世界が注目してると思う。
1期商業的に成功が約束されてるわけで原作後半のマネータイズまでしっかり盛り上げ方までプロモートして頂きたいオモイに馳せる。
原作信者なのかもしれないが、やはり特別な作品だと思うのです。
映像化に漫画愛好家は緊張してしまいます。
■この記事は個人の感想なぐり書き/覚書です。
※時間があるときに脱字は修正します。
うまくまとめきれないっ。。スマソ。
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