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ぼっち・ざ・ろっく! 4話までの感想 ークレヨンしんちゃんを彷彿させるー

冒頭


きらら枠というジャンル化されて久しい。

 同系列雑誌で連載していた「けいおん」のヒット作を彷彿させ、同じく女子高生によるガールズバンドを取り扱った『けいおん!』の舞台とは異なり部活動(軽音楽部)であるのに対し、ライブハウスを中心に活動するバンドを題材としてるアニメ。
(Wikipediaより引用)

ターゲットはいわゆる、ゆるふあ系、美少女傾向を趣向としてる層に向けてると私は思っていました。世間でいう一線を引いてるマイノリティ向けの作品。かわいいとゆるさにウェイト(重き)を置いてる雑誌のど間中作品とおもいきや。

掲載雑誌まんがタイムきららMAX』10月号 / 芳文社

原作は4コマ漫画のボッチギャップギャグ物なので読みやすく、お手軽感とギャップギャグの世界感で描かれてる。この手は「ゆるキャン」で一時代を気づいてるので万人受けも狙える。さてアニメではどうなるかと思って1~3話を作品のテイストに添って一気見してしまいました。

流行りの釣りマーケティングかな?

漫画連載の企画は
ー現代のYOUTUBEサムネ煽りが大流行中の”ボッチ””孤独””非正規”などど如何にマイノリティですよヤラセ(演技風味)が人気を博してるーを全面に打ち出して共感を狙う発想からきてると推察してます。ー

ある意味トレンドに乗ってる作品なのかもしれません。

この手の演者にボッチ、孤独を楽しむコンテンツ化が流行ってる。

現実社会では

現代のZ世代は、SNSが生活の一部になっており”ぼっち”は存在しない。何らかのつながりをもっており、暇さえあればスマホでポチポチ情報交換に勤しむ。私が子供達から感じる限り、学校生活でも孤独を許さない風潮があり、教員、生徒、社会全体でなるべくいい雰囲気をつくるように努力していると思っています。


実際に子供をもつ親視点です。
※※あくまでも表面にはそう見えてます。

そもそも、あそこまでボッチ&コミュニケーションが取れないお子さんがいたら、それは完全に親の責任。断言してもコミュ障害は個人の問題だけではないと思っています。早期にカウンセラーや発達障害を疑い治療にあたるべきであり、家族の問題である。

・ボッチを全面プッシュし過ぎが丁度いい

 リアル現実にいては発達障害レベル、親や学校が機能不全を犯すレベルでのボッチ描写、孤独コミュニケーション障害を描いてるが過剰演出にしてるのは「これはギャグですよ。」と宣言に他ならない。

 放送コードギリギリを攻めている漫画原作なので編集がきちんと査読されてるので不快感はない。アニメでは誰がみても共感できないぐらいまでにギャグを凝縮してくれてるので楽しめる。人気漫画なのは理解できました。

ボッチ描写は原作よりも
演出が神懸かりで面白くみれる。

・クレヨンしんちゃんだったでござる


どこかで見たスタイルだと気づいた。
そう、「クレヨンしんちゃん」と同じ構成で
4コマ、8コマ漫画でほのぼのブラックシュールな側面とハンディギャップのギャグ漫画として描いてるのです。
だから、おっさんの私でも楽しめるのかなと思いました。

幼稚園児視点と大人視点が
クロスするからおもしろい原作 
© 臼井儀人 双葉社/クレヨンしんちゃん

障がい者を差別、哀れみを楽しむ鑑賞に近い感覚と差し支えないでしょう。

 ボッチ、孤独、コミニケーション疾患者の負の部分を如何にして”かわいく、面白くできるか”をキャラを通して物語としての笑いとして昇華させないといけない。そういう作品なのです。

・アキのこない工夫が随所にみられる演出

 原作は4コマなので歯切れがよい。アニメーションではどうみせるか?難しい題材に挑戦してるんだなーって思いましたが、見事に工夫がされるような演出が間髪いれず、雪崩のように演出が入ってくるので難題をクリアしていることに気づきました。

とにかく、テンポよく過剰な演出を次々といれていくスタイル。4コマ漫画なので間延び尺つなぎにとにかく、演出表現に凝って凝ってこりまくる。マイナスハンディが不思議とおもしろ際立つ仕掛になってる。音響や演出が過剰に入るのでよりギャグが面白く楽しめる。

私は漫画派ではアニメの方が
好みかもしれない。

※ちびまる子、クレヨンしんちゃんもアニメ派だったりする。

©はまじあき  芳文社 
原作はこんな感じです。

・テンポよく刻む

©はまじあき  芳文社 

4コマ原作をアニメーションをどうするんだという心配もあるが、ひたすらギャグ漫画の節をやみくもに繋げるだけでなく、多少の原作改変もしつつもきちんと物語として1話完結型に纏めらてます。

 間に挟むギャグのオチを5分間隔で挟む感じで進む、若干ハイテンポぐらいが合ってるのかもしれない。エイトビート気味。例えるなら時折、アフレッタンド(早め)とストリンジェンドが考える暇を与えないアクセントになってる感じでしょうか。

笑いギャグはやはりテンポが大事、
制作会社さんわかっていらっしゃる。

残念ポイントも計算されてるプロット

少し、残念なのは音楽(楽器演奏)やバンドをしてない人にはボッチギャグ以外のギャグはほぼ面白くないということ。いわゆる、バンド経験者だけのあるあるネタが伝わらないと思う所が心配。

 アニメで補完するにも限界があるので「きららファン層」緩く許してね〜って範囲を計算して見越してるのだと思う。雑誌の購読者も本格バンドサクセスストーリーや主人公の成長物語を求めてるわけではないのだから。

この調子で成長物語にならずにあくまでも4コマギャグ漫画のテイストを崩さずにこのまま進んでいって欲しいと思っています。

©はまじあき  芳文社 

纏め


ギャグアニメとしては秀逸なテンポと演出の面白さを合わせもつ作品です。
かわいい、ゆるふあ系、きらら系という色眼鏡を一旦おいて、イッキ見、スキマ時間に是非、視聴してみてください。

会社の帰宅後にリラックスしながらギャグ漫画を読む感覚で視聴するには丁度良い貴重なアニメ作品かもしれない。「ちびまる子ちゃん」「クレヨンしんちゃん」と同じ感覚で楽しめそうです。

きらら枠というだけで今の時代は大損してる気がしてます。


■終わりに■
最後までお読み頂きありがとうございました。

忖度なしの源泉かけ流しの
雑記レビューでした~。

あくまでも個人の感想です。

※※
記事中に不快にさせる語彙がありますがご了承ください。

年頃の娘を持つ身としては、注力してそのような性癖趣向を毛嫌いする傾向がある事を認識して頂きたく素直なオモイを記述させて頂きました。


おまけ随筆

著者は、娘(JK)がおり軽音楽部でギターをしています。私自身も高校卒業後にギターを嗜んだ。娘もバンドを組んでるのでリアル現実のJKとアニメでは物凄い隔たりを感じてしまう。

娘はおそらく所謂スクールカーストでも上位なのだろう。それでも、何か特別な存在、圧倒的な存在になるためにギターをやると決めたらしい。高校入学時に部活紹介で3年生の演奏にノックアウトされて、彼女もギターソロで圧倒的にカッコよくて、美しく可愛い存在になりたいのだそうだ。可愛いだけで女性は敵ができるらしい。女の集団グループ争いに巻き込まれたくない、不毛な争い、男子と関係を断つー煩わしいー告白とかマジで防御のためだそうだ。モテる人にはモテる悩みはあるんだなあ。

がんばれ❗️娘ちゃん❗️陰ながら応援してんぞ❗️


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