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クルマでお出かけ in 茨城-石岡

 今年の夏も暑くなりそう。ついついエアコンの効いた屋内にこもりがちですが、こんな時こそ大自然の真ん中に飛び出してみましょう。エモーショナルなデザインとスポーティな走りが魅力の「クラウン(スポーツ)」で、いざ木漏れ日を求めて!


八郷の風土に醸すジャパニーズウイスキー

A|八郷蒸溜所 ビジターセンター

茨城県石岡市須釜1300
駐車場:14台

 向かったのは石岡市。西部の八郷地区は筑波山系に囲まれ、青々とした森林地帯が広がっています。農業が盛んでさまざまな果物が採れることでも有名です。そんな地元の新鮮な食材を味わえるポイントもしっかりと押さえてありますのでお楽しみに。

麦の一大産地であった茨城県にて、農家と連携し、大麦「金子ゴールデン」を復活。製麦工場も備え、地域の発展に貢献する純国産ウイスキーを製造している

 最初に訪れたのは「八郷蒸溜所 ビジターセンター」です。ここは日本酒や「常陸野ネストビール」でおなじみの「木内酒造」が、世界に通じる日本ならではのウイスキーをと、志高く始めた蒸溜所。製造工場に試飲コーナー、ショップを併設した「ビジターセンター」が、2023年11月にオープンしました。

定番の3種類と、その時々の限定ウイスキーが並ぶ
軽食も楽しめる試飲コーナー

 ブランド名は「日の丸ウイスキー」。古代麦を復元した茨城県産の大麦、日本酒を仕込むための米、桜材の樽など国産の素材を積極的に使用。合わせる食材の生育環境に至るまで、その名の通り、日本らしさにこだわって開発をしています。

ウイスキーの熟成に使った樽をチップにして、茨城県産銘柄豚をスモークした生ハム、ベーコン、ソーセージの盛り合わせ

 予約をすると製造工程の見学と試飲体験のツアーに参加できます(料金別途)。運転される方やお酒が飲めない方にも対応していますので、訪れる際にはぜひお問い合わせください。

製造工程を見学。大人の社会科見学が楽しめます

花と緑とアクティビティ

B|いばらきフラワーパーク

茨城県石岡市下青柳200番地
駐車場:1,200台

 石岡のランドマーク「いばらきフラワーパーク」は2021年にリニューアル。観て、体験して、味わって、五感で楽しめるお洒落なテーマパークに一新しました。
 園内には四季折々の花が咲き、例年5〜6月頃は、特に力を入れてきた県花のバラが咲き誇ります。900種ものバラの競演は圧巻! 優雅な香りにも癒されます。

起伏に富んだ園内。丘の中腹、「バラテラス」のウッドデッキからの眺め

 まずはインフォメーションにてその日のアクティビティをチェックしましょう。リース作りなどのお花関係からアウトドア系のブッシュクラフトまで、さまざまなワークショップが開かれていますので、お好きなジャンルからお選びください。

インフォメーションの一角にあるライブラリーコーナーでは、花に関する本や地元の情報が閲覧できる

C|ローズファーム マーケット&カフェ

茨城県石岡市下青柳200番地(フラワーパーク内)
駐車場:1,200台

 園内の「ローズファーム マーケット&カフェ」では、バラをモチーフにしたオリジナル商品や茨城の銘品、地元で採れた季節の果物や花の苗などが豊富に揃います。

洗練されたオリジナル商品が多数揃った「ローズファーム マーケット」

 カフェでは旬のフルーツを使ったドリンクや、バラの花びらをイメージして作られたクグロフなどの本格スイーツが味わえます。

「ローズファーム カフェ」では地元の旬のフルーツを使ったドリンクやスイーツ、バラの時期はバラのサイダーを提供
園内を眺めながら味わうことができる
※「ローズファーム マーケット&カフェ」は入場チケットがなくても利用することができます。

D|レストラン ローズファーム ハウス

茨城県石岡市下青柳200番地(フラワーパーク内)
駐車場:1,200台

 今回ランチを頂いた「レストラン ローズファーム ハウス」は、燦々と光あふれる気持ちの良い空間。八郷の新鮮な食材を味わえるメニューは季節によって変わります。写真で紹介しているのは、付け合わせの野菜もボリューミーな「弓豚肩ロースのグリエ」と、外はサクサク、中は熱々トロトロの「10時間煮込んだミートパイ」。可愛らしいブーケに見えるのは、前菜の「八郷野菜の束」。こちらは手の込んだディップソースからお好みを選んで頂きます。

オーダーした品はレストラン内に限らず、テラス席や眺めの良い丘の上など、園内すべての場所を食卓として選べます
メインが選べるランチプレート「TABA」束5品セット(前菜、スープ、ドリンク、菓子付き)。メインは豚肉を赤ワインとトマトで「10時間煮込んだミートパイ」に自家製ピクルスと季節のソースを添えて
同じくランチプレート「TABA」で、写真のメインは優れた環境で育てられた弓豚を低温でゆっくりと調理した「弓豚肩ロースのグリエ」

※メニューは季節によって変わります。ランチプレート「TABA」は夏季期間はお休みとなりますのでご了承ください。

里山の思い出は一期一会

E|風来里馬小屋

茨城県石岡市小屋716-16
駐車場:7台

 「いばらきフラワーパーク」からフルーツ街道を北上して13分ほど。緑濃い山の中腹にある「風来里(ふらり)馬小屋」に着きました。ここは初心者でも安心してホーストレッキング(外乗り)が楽しめる施設です。

体格の良い鹿毛色の馬アトムくんとポニーのココアくん。どの馬もよく人馴れしている

 ここで飼育されているのは、引退した競走馬ではなく、乗馬用のアラブ種やアルパーサ種など、人を乗せて移動するために使われてきた種類の馬たち。柵の中で簡単なレクチャーを受けたらそのまま、里山の自然の中へと外乗りに出ていけます。

外乗コースは林道や森林、田んぼの沢沿いを歩く「森林外乗30分体験プラン」、同じく「70分プラン」、堤防で速足&駆け足が楽しめる「河川敷外乗体験100分プラン」などがある

 初めて乗馬される方は慣れない視線の高さに驚くかもしれません。でも、インストラクターの指示に従っていれば安心。馬がきちんと自分たちの役割を理解していますので、すぐに周囲を見渡す余裕もできてきます。馬の息遣いを感じながら歩調に合わせて揺られていると、自分の足で歩くよりもずっと自然との一体感が感じられるから不思議。忘れられない思い出になることでしょう。

アラブ種系の通称エミーちゃん

F|岡野ファーム

茨城県石岡市303
駐車場:15台

 汗をかいた後は本格ジェラートでひと休み。向かったのは観光ブルーベリー園が営むカフェ「岡野ファーム」です。

古民家を改修した開放的な店内

 食は命、健康の源であるという考えを持つオーナー夫妻が、地元で採れた良質な素材を使った、おいしくて健康に配慮した食事やスイーツを提供しています。
 特筆すべきはイタリア製マシンで作るジェラート。空気の混じり具合が絶妙で、食感とのどごしが違います。

「岡野ファーム」の自家製ジェラート。種類はブルーベリー、常陸黒ごま、あずきなど

 目の前の畑には無農薬で育てた20種類以上のブルーベリーが600本以上。畑とは言っても全面シート張りなので、ベビーカーでも気軽にブルーベリー摘みができるのもうれしいポイントです。摘み取り体験の期間は例年6月10日位からお盆位まで。

テーブル、座敷、縁側、テラスなどお好きな席で

G|LESS is MORE

茨城県石岡市村上286-1
駐車場:7台

 最後に友人へのプレゼントを探しに寄ったのは「高安桐工芸」の直営ショップ「LESS is MORE」

「高安桐工芸」の直営ショップ、桐の生活雑貨と手仕事の品が並ぶ「LESS is MORE」の店内

 伝統的な工芸品には長く愛されるだけの理由があるものですが、桐もまさしくその一つ。軽くて水を通しにくく、調湿性や抗菌性、保温性に優れ、箪笥や保管箱などに用いられてきました。「高安桐工芸」では、中でも特に優れている東北の桐を使用し、端材まで余すことなく活用。暮らしに寄り添える生活雑貨を揃えています。

お茶やコーヒー、砂糖など、湿気や酸化に敏感なものの保存に適した「桐のキャニスター」

 大きさや厚さ、取り回しの良さまで考えられた桐のまな板や、手になじむキャニスターなど、使いやすくデザインされた現代的な桐のアイテムは洋風のインテリアにもしっくりとなじみます。

直営ショップならではの出合いも

 今回も魅力いっぱいの所ばかりでした。皆さんもぜひ次回のドライブは石岡へ!

撮影協力:いばらきフラワーパーク

石岡市八郷地区のおでかけマップ


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