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サンマと秋味に感じる季節感

9月になり、まだまだ昼間の暑さは厳しいが日が暮れるとかすかに秋の香りのする涼しい風が吹き始めた。

うっとおしいまでの蝉時雨が少しずつボリュームを減らしていき、街中でトンボを見かけるようになり、夜には鈴虫やコオロギの演奏がはじまる。

秋が来たなぁ…

秋の気配を感じたら毎年やる事が決まっている。

晩酌に1尾200円のサンマを買って、この季節に出始めるキリンの秋味のショート缶を買うことだ。

今年はまだまだサンマのはしりの時期だから身はちょっと細めだが、鮮度の良い艶やかなサンマが手に入った。

塩をふり少しおいてドリップを洗い落とし、料理酒をふりかけて魚焼きグリルでじっくりと焼く。

本当は炭火で焼きたいのだが、東京の住宅事情で炭火を扱うのはなかなか難しい。炭火風の香りをつけられる器具などもあるけれど、業務用で3万円以上する高級品だ。

これは都心店舗で賃借契約で炭火が使えないけれど炭の香りをつけたい用途で重宝されているらしい。ただ、やはりサンマは七輪で焼きたいと思ってしまう。

煙…すごいんだよなぁ…美味しいんだけど。
皮がパリパリに仕上がるのはやはり炭火ならではなので、七輪は老後の楽しみにとっておこうと思う。

そして、サンマを焼くときに並べるサンマ皿の出番が増えるのも良い。

汎用性では丸皿が最強だと思うけれど、和食器…特に焼いたサンマを並べるなら、やはり横長のお皿が欲しい。

何に乗せても味は一緒だって?雰囲気は大事なのだ。

前にも書いたが、人が食べているのは目の前の食べ物だけではない。情報そのもの、雰囲気も食べている。乗せるお皿で味は違って感じている。

それにしても秋味…ビールのネーミングとしてはかなりセンスが良いなぁと思う。季節の文字がまんま入っている冬物語だとかも同じ方向性だが、その季節ならではの感じがあるとつい手が伸びてしまう。

今年はあと何本の秋味をサンマと一緒に飲めるだろうか。

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サンシタ
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