信じること
「もう少し、自分で頑張ってみる」
そう言った同僚に、私ができることはたった
1つ。
それは、待つこと。
明らかにしんどそうな人を見た時、
すぐに何とか元気になってもらおうと、
アドバイスしたり違う話題でごまかしたりしようとする。
だけど、それは相手の、自分で立ち直る機会を
奪ってることになる。
たとえ今は自力で立ち直るスキルがないとしても、その経験を通してスキルが身につくのだから、
その可能性すら奪っていることになる。
そして、たとえ私のアドバイスを聞いてその場はうまく乗り越えたとしても、
次に同じようなことが起きた時に応用がきかなくなる可能性がある。
つまり、対処療法になるってこと。
だから、私は何もしない。
「あなたなら大丈夫」と祈りを込めながら、
ただ待ってる。見守ってる。それだけ。
それが信頼するということ。
大丈夫。
本当に本当に行き詰まってどうしようもなくなったら、
その人は必ず私に言いに来るから。
そして、その人を信じた自分もまた信じるということ。
こんな風に考えられるようになった。
余計なことをしないで待っていられるようになった。
そんな自分自身になれたことが、また、嬉しいんです😊