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『SUNs magazine』は季節にまつわるコラムを更新しています。

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最近の記事

私は小松菜の菜の花が好き。

「菜の花としらすのオイルパスタ」 「菜の花とベーコンのクリームパスタ」 「菜の花とアンチョビのペペロンチーノ」 菜の花から連想するのはなぜかパスタばかり。 この時期になるとカフェやレストランで「期間限定!」「春限定!」の文字と並ぶ春のパスタたち。 色が鮮やかで映えるし、ほろ苦い旨味がちょっと大人な味。 春の訪れから、初夏へ、だんだんと暑くなってくると菜の花の存在は忘れてしまう。今だけの「旬モノ」ということだ。 スーパーで菜の花を買う人はどのくらいいるのだろうか。 私が

    • 私が味噌を作る理由

      3月上旬、今年も味噌の仕込みを無事に終えることができました。もう私にとっては毎年の恒例行事になっていて、今年も無事に仕込めてホッと胸をなで下ろしているところです。 「手作りの味噌を食べている」と言うと驚かれたり、意識高いねー、みたいな風に思われます。確かに私も最初はそう思っていたけど、実際作り始めるとそんなに背伸びせずに出来ちゃいます! 継続が苦手な私でも味噌作りが続いているので、それだけの魅力があるということ。今回は私が味噌を作る理由について、書いていきたいと思います。

      • いつ春が来ても良いように。

        3月になりました。 3月は冬と春の間。 あったかくて春だな〜と思っていたら風の冷たい日もあったり。 部屋の中から外を見ると日差しが暖かそうでもう薄着でいいかな、、!と思っても結局まだ寒くてセーターを着ていたり。 でも春が待ち遠しくて 「もう完全に春だね〜」と口癖のようにずっと言っています。 気持ちはもうフライングしちゃってる。 日々の暮らしではどうにか手を伸ばして春を掴もうとしているけど農業ではもうすでに春の日差しに翻弄されています。 ここ一週間で一気に気温が上がって

        • 冬に咲く、今にも溶けそうな、黄色の蝋梅。

          実家の庭は冬になると黄色と赤の花が隣同士で咲く。 蝋梅と椿。 椿は道路沿いに咲いていたり、見る機会も多いのだけど 蝋梅の花はあまり見ることがない。 文字通り、蝋のような、今にも溶けそうな少し透けてるマットな黄色。 小さな花が枝についている。 顔を近づけるとほんのり甘い香りが。 私の祖母は正月に庭から蝋梅の花を切って、花瓶にさす。 正月の飾りだそう。 1月に誕生日を迎える祖父の88歳祝いの時も花瓶にいけていた。 ゴージャスさは無いけど、素朴さが日常に合っている。

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        • Spring
          2本
        • Winter
          3本

        記事

          冬の食卓に柚子。

          柚子のはなし。 柚子といえば冬至を連想する。 冬至の日に柚子風呂に入ると1年風邪をひかないと言われているそう。 今年は12月22日でした。 実際に柚子風呂をした人はどのくらいいるのだろう。 スーパーで柚子を買おうとすると一個づつ個包装になっていて一個100円以上はする。 それで柚子風呂をしようとすると割と高級風呂になる。 けど1年に1回。贅沢する価値あり。 『冬は柚子!』が私の暮らしの定番になってきたのはここ数年の話。 柚子風呂は癒される香りでもあり、なんだか元気が出

          冬の食卓に柚子。

          凛々しい冬。

          SUNs magazine No.3 winter 2022 なんとなく、 冬は時が止まる感じがする 季節の移り変わりと共に 植物たちは目まぐるしく変化し 私達を楽しませてくれる 冬はじっと辛抱し、春を待つ 寒くて、冷たくて、ちょっと寂しくて、 そんな気持ちにさせる冬はたまに嫌だな 早く暖かくならないかな。 柔らかな日差しへの期待 けれどもいざ冬が終わるとなると 不思議とそんな冬が愛しくなってくる。 景色が動き出してしまう前に この冬の瞬間を。 葉が落ちて

          凛々しい冬。