【発売中】増補改訂版 淡海文庫22『テクノクラート小堀遠州 近江が生んだ才能』
増補改訂版 淡海文庫 22
テクノクラート小堀遠州 近江が生んだ才能
太田 浩司
B6判 並製
ISBN978-4-88325-168-1 C0021
奥付の初版発行年月:2012年02月
書店発売日:2012年03月05日
価格:1200円+税
内容紹介
茶、生け花、和歌、造園などに通じた文化人、小堀遠州は、幕府の有能な技術官僚でもあった。生地・長浜を始め、各地にのこる古文書を読み解き、彼の知られざる実像に迫る。2002年発行の増補改訂版。
目次
第一章 若き遠州
小堀遠州の祖先
小堀正次の活躍
「播磨時代まで」
「大和時代」
「備中時代」
備中国と小堀遠州
「寺院と代官」
「備中の名産」
中井正清と小堀遠州
第二章 吏僚遠州
幕府奉行としての遠州の活躍
「作事と普請」
「城割と仕置」
大阪狭山池と小堀遠州
寺社を裁く遠州-河内国玉祖神社をめぐる裁判-
近江国奉行としての遠州
第三章 遠州の諸相
小堀遠州と「大坂の陣」
国友鉄砲と小堀遠州
藤堂高虎と小堀遠州
小堀遠州の黒印状
茶人としての遠州
小堀遠州と品川
裂地と遠州-表具・仕覆の遠州好み-
第四章 江戸時代の小堀氏
小室藩小堀氏の歴代
小堀家の所領に残った棟札
小室藩小堀氏と竹生島蓮華会
遠州流の中興を助けた茶人・辻宗範
小堀政安の陣屋建設
小堀遠州略年譜
主な参考文献
著者プロフィール
太田 浩司(オオタ ヒロシ)
1961年、東京都世田谷区生まれ。1986年明治大学大学院文学研究科(史学専攻)博士前期(修士)課程修了。専攻は、日本中世史・近世史。特に、国宝「菅浦文書」や、戦国大名浅井氏に関する研究を行なう。長浜市立長浜城歴史博物館館長などを経て現在は淡海歴史研究所所長。2011年NHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」の時代考証スタッフをつとめた。
著書に『テクノクラート小堀遠州』『近江が生んだ知将 石田三成』『湖の城・舟・湊』『北近江地名考』いずれもサンライズ出版、その他著書・共著多数