パティシエ エス コヤマ「ゴールデンパイン&ローストココナッツミルク+ラム」の感想
この味わい、まさにトロピカル。付属の説明書に「ピニャ・コラーダを思わせる味わいへと仕上がりました」と書いてあるが、まさにその通りピニャ・コラーダだ。とはいえ、私は下戸なのでノンアルコールのピニャ・コラーダしか飲んだことがないのだが。まあ、それはさておき、感想の続きを書く。
パインの爽やかさ、ココナッツのまろやかな甘さ、そして途中からラムの香りがほんのりと合流してくる。この何とも言えない緩急が心地よく、舌の上でゆっくりと溶かして飲み込んでいくのがとにかく楽しい。自然とリラックスできてしまう。思わず笑顔がこぼれる。ココナッツミルクのまろやかさが落ち着く頃、パイナップルの酸味が再び立ち上ってくる。チョコだけでなく、こちらの気分までとろけてしまいそうだ。これが南国か。そうか、ここが南国か。後味が消えてなくなる頃、最後にほんのりと残る香りまで南国だ。この味わいをじっくりと堪能したかったので、何日か間隔をあけ、2回に分けて食べてみたのだが、1回目も2回目もあまりの心地よさに眠りそうになった。これをかじりながら居眠りでもすれば、きっと最高に気持ちが良いに違いない。
同じ味が続くタブレットショコラはすぐに飽きてしまうのではないかと思っていたのだが、いざ食べてみると全く退屈しない。むしろ同じ味が何度も味わえてありがたい。感謝。
<資料>
・付属の説明書
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?