ガンではもう死なない選択が出来る?!④
とある友人のライブで出会った方が雑穀のお料理コーチをされている方だった。その方に誘われて、ご自宅で行われる料理教室に参加したのが雑穀料理との出会いだった。
雑穀の料理は、面倒くさそう、大変そうというイメージがあり、美味しいかもわからなかったために一度も挑戦したことがなかった。
そのお宅で教えていただいたのは、一つの鍋で出来る簡単なお料理とスープだった。雑穀とジャカイモを使ったお料理は目からウロコの美味しさ。
雑穀を一緒に炊き込んだご飯も、キヌアを入れたスープも塩しか使っていないのにめちゃくちゃ美味しい。最後にいただいたデザートも砂糖を使っていないと言うが信じられない美味しさだった。
本を見せていただくと、中華料理からイタリアン、スイーツまで多彩な料理の種類に驚いた。
早速自宅に帰って、復習もかねて習ってきた料理を作ると、玄米菜食に辟易していた家族が異口同音「明日から玄米止めて雑穀の料理作って!」と言われた。
それからは、週に一度のペースで料理を習い始めた。
食べてはいけないと思ってた、中華もイタリアンも高きびで作るお肉もどきも美味しくて美味しくて驚きの連続だった。
甘酒で作る砂糖を使わないアイスクリームには度肝を抜かれた。
ケーキや和菓子、食べれないと思っていたスイーツが安心して食べて良い。
それだけでも幸せな気分になれた。
次第にレパートリーが増え始めると、玄米のおにぎりしかお弁当に持って行かなかった長男から、「明日から普通にお弁当にして」と頼まれた。
何を食べても、全てここの料理は身体に良いんだ。その信じ込みとわくわく感は私に異変をもたらした。
3ヶ月過ぎた頃、私の身体に大きな変化が起こり始めた。
それまでおきていた下痢は一切起こらなくなり、ちゃんとした排便が出来るようになって、いつの間にか午前中の手当がなくても元気に過ごせる。
熱や炎症も起こさなくなり、湿疹も出ない、それどころか怪我や火傷をしても翌日にはほっといても治ってしまう。
それだけでなく、心の面にも変化が現れていた、ネガな発想が減って、イライラする状態もなくなり自分をコントロールしやすくなったのだ。
完全に砂糖をやめ、しっかりと塩をとるという、雑穀と甘酒の料理法が私の身体に変化をもたらしたのだ。
私の免疫力は、いつの間にか高校生の頃のそれに戻ったかのように元気になっていった。
この料理しかないと思った。
それからは、前にも増してこの料理を基本から学び始め、開発者の大谷ゆみこ先生のお宅の合宿にも参加したりして、仲間も出来た。楽しい時間が過ぎって行った。
1年以上過ぎて今度は教える側の資格が欲しいと思うようになった私は、コーチの資格を取るためのコースを60万円以上かけて習いたいと夫に話した。
しかしそれまでの間に、この料理教室に100万円以上つぎ込んでいた事もあって、夫からは「今は無理、1年待って欲しいと言われてしまう」
どうしても料理を学びたかった私は、夫の両親にお金を借りようと思い立つ。
ちょうどその一ヶ月前、「夢が叶う金運お作法」という本の中に、新月の日に宇宙銀行に領収書を書くと良いという内容を読んでいて、100万の領収書を書いていたが、その時はすっかり忘れ去っていた。
夫の両親に、料理の先生になるために学校に行きたいと話すと何と姑が話を聴いて、お金をくれた。借りるつもりでいた私は驚いた。
そして、100万円を用意してくれた。この日、宇宙銀行に書いた領収書の日付が何と姑がお金をくれた日だったのだ。
えーーー、現実化してる。
今まで、散々引き寄せの法則の本を読んでいろいろ試してきたが、変化が起きたことはなかった。この時、大きな変化に見舞われた。
どこが違ったのか?!
原因は私の劣化した感情にあった。
癌になるまでの私は、心やイライラはコントロール出来ないと思い込んでいた。
癌になって、イライラが自分の体に帰ることを学んだ。そして、イライラしない自分作りに意識を持ち始めたのだ。
穏やかに生きること、自分の感情をコントロールすること、人に当たらない、自分と向き合う。この事が結果となって、お金という現実を生み出したのだ。
ちなみに、私は癌になる前姑との関係性は犬猿の仲に等しかったのだ。
そして更に面白い変化がドンドン起こっていった。