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【詩】心臓の音

ごみの山に埋もれた
小さな世界で
花がたくさん咲いている

ぼくらが生きてる物語は
誰も知らない一日

きっと誰もが
たくさん泣いて
笑ったことを覚えている

まだ子供のままで
広い草原を駆け回って
深く息を吸って

疲れたら
晴れ渡った空を見上げて眠る


どきどきする
心臓の音が
ある日どこかに消えても
姿が変わっても
忘れないでいたい