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【突然交通事故にあった長男の闘病日記】9月29日(木) 189日目:仮歯ポロリ事件

長男が7月にアプライした仕事の面接(interview)がオンラインであった。

これまでの面接では、Zoomを使った面接が殆どだったのだが、今回はMicrosoft の Teams を使っての面接だったようだ。

コロナ禍から殆どの仕事の面接はオンラインで行われている。
現地に出向く時間も節約できて一石二鳥だ。

私と夫は、外での用事があったので長男が面接している時間帯は家に居なかった。

私は食料品の買い物を終え、家に戻ると既に夫は家に帰っていた。

「今日のinterviewどうだった?」
と長男に聞くと
「15個質問があったよ。まぁ、全部答えられた。
あ、途中で歯が抜けた」

そう、長男の下の歯2本はブリッジが出来あがってはいるが、上の歯3本分のブリッジを入れた後に、少し期間を開けた方がいいということで10月7日に下の歯のブリッジを入れる予約になっている。

一度に上下のブリッジを入れるのは歯に負担がかかるらしい。

しかし、なぜか下2本の仮歯は作ってもらえていないので、歯抜け状態でinterviewに臨むのはちょっと…と思い、私がAmazonで注文したキットで仮歯を作った。

朝、その歯を長男に渡しておいた。

面接の、それも終わりの方で話している途中で歯が落ちたらしい。
その場面を想像するだけでも…。

長男に
「ごめんねー。私の作った仮歯が悪かった」
と謝った。

「別に。気にしてないよ
きっと面接官も気づいてないかも」
と長男。

面接中に歯が抜け落ちるなんて想像もしてなかった。
事前にお手製仮歯で話す練習は少しした。

長男も大丈夫、と言っていた。

でも、大丈夫じゃなかった。

過去には戻れない。
これでダメでもまだ次がある。

そう、過去を振り返らずに未来に向けていこう。

案外、この「仮歯ポロリ事件」がいい運気をもたらしてくれるかもしれない。

ちなみに夫からは
「余計なことしなくってよかったんだよ。
歯が無い状態で面接した方がよかった」

いや、歯があった方が全然いいに決まっている。
きっと面接官も理解してくれてるはずだ!

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