【突然交通事故にあった長男の闘病日記】11月18日(金) 239日目:番外偏#5
仕事がoffの長男は一日中寝ていたようだ。
昨晩の残業で疲れたのか?
ただ、食事の時間になると必ずやってくる。
早く規則的な職場が見つかるといいのだが。
12月末の顔の手術が終わると、就職活動に真面目に取り組みと言っているが、さて…。
番外編#4からの続き
移民ビザを空港の移民局の職員に渡して入国した後、数か月後に永住権(グリーンカード)が届いた。
家の近くで主治医を見つけるのが大変だった。
夫が色々探してくれた。
多くの診療所や病院は新規患者の受付はしない、というところが多かったがなんとか見つけることができた。
アメリカでも日本でしてきたように、年に一度のB型肝炎のフォローアップ診察を受けていた。
ずっと順調だった。
10年後のある日、
「肝機能は問題ないんだけど、ウィルス値が増えているわ。
専門医に見てもらったほうがいい」
と言われた。
肝機能(AST(GOT)、ALT(GPT))は正常なのだが、肝炎ウィルス値(HBV-DNA)だけが増えているらしい。
すぐに内科専門医にかかる。
肝臓の超音波健診や採血を行う。
肝臓の悪いところは見当たらないが、ウィルス値だけが増えている。
念のためにバイオプシー(生検)を受けることになった。
結果は異常。
専門医では、B型肝炎に詳しい有名な大学病院の専門医を紹介してもらった。
そこでも同じような検査をした。
今回はバイオプシーの結果は正常だった。
大学病院の専門医であってもどう治療していいか分からないと言われた。
ここで薬を飲み始めると一生その薬と付き合わないといけないらしい。
医師からは
「肝機能は問題ないから投薬はしたくない」
と言われた。
そして
「B型肝炎など、さまざまな疾患を研究している国立衛生研究所(NIH)に紹介状を書くから、そこで診てもらうといいわ」
と言われた。
町医者→内科専門医→大学病院の専門医→国立衛生研究所(NIH)
と私の治療先は変わっていった。
ちなみに国立衛生研究所(NIH)は、コロナ対策でも有名になったファウチ博士がいる研究所だ。
一人の患者のためにここまでケアをしてもらっている。
長男の治療もそうだが、アメリカの医療システム、その高いレベルには感謝している。
番外編#6へ続く
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