【突然交通事故にあった長男の闘病日記】1月25日(水) 307日目:術後の経過
術後48時間からシャワーが浴びれるらしい。
たぶん長男が同じ手術を日本で受けていたら、1-2週間の入院になると思う。
アメリカでは1泊入院の翌日退院だ。
長男が昔ACL(前十字靭帯)の手術をした時は日帰りだった。
日本だと4泊くらいの入院らしい。
次男が半月板の手術をした時も日帰りだった。
私が次男を出産した時も2泊3日の入院だった。
とにかく、アメリカでは入院期間が短いので、その分、自宅での療養が肝心になる。
退院した昨日から、顔を冷やすために何度も氷嚢を取り換えた。
処方箋薬は夫が薬局に取りに行ってくれた。
アメリカでは病院から直接薬局(ここでは、私達がいつも使っている地元の薬局)に処方箋情報を送ってくれる。
全て電子化されているのは助かる。
以前は、印刷された紙の処方箋を薬局に持参していたので、その手間がなくなった。
手術は全てCPR(Current Procedural Terminology)というコード化された番号で管理されている。
長男が受けた手術は、21275, 21390, 21407, 61782, 21208 のコードだった。
このコードを元に、保険会社は患者がどのような治療を受けたか、また保険がどこまでカバーするか、等が計算されるようだ。
実際に長男は
・SECONDARY REVISION OF ORBITOCRANIOFACIAL RECONSTRUCTION
2回目の眼窩頭蓋顔面の再建
・RECONSTRUCTION ORBITAL FLOOR
眼窩床の再建
・OPEN REDUCTION INTERNAL FIXATION ORBITAL
眼窩の観血的整復固定術
・STEREOTACTIC COMPUTER-ASSISTED (NAVIGATIONAL) PROCEDURE; CRANIAL, EXTRADURAL
定位固定のコンピュータ支援による手術:頭蓋、硬膜外
・OSTEOPLASTY, FACIAL BONES; AUGMENTATION (AUTOGRAFT, ALLOGRAFT, OR PROSTHETIC IMPLANT)
骨形成術, 顔面骨:増強(自己移植、同種移植、または人工装具インプラント)
の5種類の手術を受けた。
英語を日本語訳してみたが、医療用語は難しいが、なんとなくどんな手術をしたか分かる。
こうみると結構大変な手術をしたようだ。
自分の腫れた顔を見て長男は
「マイナーな手術って言ったじゃないか!」
と私達に文句を言っていたが
「マイナーな手術とは言ってないよ」
と説明した。
私が長男に言ったのは、ICUに居たときに受けた顔面修復の手術のように、髪の毛を剃って顔面を剥いで顔面骨折の修復手術のような大掛かりなものではない、と言っていた。
それをマイナーな手術と自分で脳内変換していた長男。
困ったものだ。
しかし、顔の腫れも昨日よりも落ち着いてきている。
腫れが引いているだけでも安心できる。
来週木曜は術後のフォローアップ診察。
それまでどの程度良くなっているのか楽しみでもある。