【突然交通事故にあった長男の闘病日記】4月16日(土) 23日目:$58,000
長男の自動車保険会社から自損事故の補償をしたいので、病院のbill(請求書)が必要と夫に連絡があった。
長男は、
3月24日から30日の夜まで、大学病院のAロケーションに入院
30日の夜にヘリで同じ大学病院のメインキャンパスに転院
と、二つの病院にかかっている。
最初の病院で担当していた脳神経外科医は、大学病院内にオフィッスを構える doctor だったので、その doctor のオフィッスから約$2,000の請求書が家に届いていた。
3月24, 25, 26, 27, 28日の5回の病室訪問とその他で約$2,000の請求書...
本来であれば、この doctor が長男の顔面の骨折手術のサポートをする予定だったが、左目の視覚神経の破損状況が酷いので手術に及び腰になった。他の doctor の勧めもありもっと高度な治療が受けられるメインキャンパスに転院した方が良い、という判断になった。
夫が電話で最初に入院していた病院に、長男の自動車保険会社が入院費のbillが必要である旨の連絡をし、その請求額を確認をしたところ約$56,000とのこと。
$2,000 + $56,000 = $58,000
7日の滞在で$58,000
明細はまだ無いので、billの中に救急車代とメインキャンパスへのヘリコプター移動費が含まれているかは不明だ。
最初の病院では、CTスキャン、MRIを3回くらい受けている。
あとは、ICUの病室内での点滴治療のみとdoctor 達の巡廻&看護師によるケア。
今日のレートは 1$ = 126.41円
7日の滞在 日本円で 7,331,780円
今いる大学病院のメインキャンパスでは、CTとMRIの他に、手術を2回そのうち1回は10時間以上の手術。
既に2週間半ICUに入院中。
最初の病院の一週間の入院費を元に今の病院の入院費を考えてしまう...
一体いくらになるのか?
幸い、長男の保険会社(Health Insurance)に確認はとっており、$5000を超える請求は保険会社が負担してくれるらしい。
長男の自己負担額は$5000のみになる。
いつどこで事故、病気になるか分からない。
Health Insuranceの有難みをヒシヒシと感じている。
今日の長男は agitation が少し酷かった。
それを和らげるように、私がおどけてみたりしたら余計興奮してしまった長男。
「leave me alone」
「shut up」
手の動作も含め、感情を表している。
看護師から、agitation には反応しないようにと言われた。 悪化するらしい...。
あまり長くいるのも良くないので早めに病院を後にした。
すると私の携帯に長男から着信。
「おばあちゃんの家にかえる」
「明日か明後日 家にかえる」
と電話の向こうで言っている。
長男をなだめる。
帰りたい気持ちは良く分かる。
私も連れて帰りたい。
でも、その前にリハビリをしっかりして家に帰ろう、長男よ。