【突然交通事故にあった長男の闘病日記】10月9日(日) 199日目:抜け殻
今日は満月。
水面に月の光が反射していた。
長男はまだ車の運転の許可が下りていないので、私が職場まで連れていく。
今日の勤務時間は10:30a-4:00p。
長男に9:40aに家を出ると言ったのに、まだベッドの上にいた。
余りに時間にルーズなので、運転中ずっと黙っていた。
それを察したのか、職場に近くなったところで長男が声をかけてきた。
長男を職場でdrop offした後に、買い物をして家に戻る。
夏も終わり秋本番になりつつある。
たぶん今日が今年の最後の芝刈りになるかもしれないので、夫と一緒に庭掃除をした。
夫は庭の芝と雑草を刈り、私はドライブウェイ側の草刈りをした。
芝刈り前に夫が蛇の抜け殻がある、と教えてくれた。
愛犬Buzzはその抜け殻をホンモノの蛇と勘違いしていて、脚でそれを触れてはこれまで見たことのないほどのジャンプをしていたらしい。
犬も蛇には敵わないのか。
相当ビビッていたようだ。
蛇の抜け殻は金運がある、と昔夫に話していた。
なので、その抜け殻を家で保存することにした。
夫に
「今日、宝くじを買うと大当たりするかもよ!」
と言って、夫が長男を職場でpick upした帰り道にロッタリーチケットを購入してもらった。
この蛇の抜け殻が我が家に金運と幸運を運んでくれるといいのだが。
思い出したのが、長男が交通事故でICUに入院中に、家の桟橋に鶴(だと思う)が居た。
それを見て夫と
「うちに運を持ってきてくれたのかもね。きっと長男は良くなるよ」
と言っていた。
何か不幸が起こると、小さな出来事を”運”と見なして自分自身を納得させるのは私だけではないと思う。