【突然交通事故にあった長男の闘病日記】10月2日(日) 192日目:Therapy Dog
夫は愛犬Buzzをセラピードッグにさせたく、そのための evaluation のクラスに通っている。
前回のクラスには、長男も一緒に行った。
そこではBuzzは、他の犬に吠えたり、とお行儀が悪く、家に帰った時の夫の顔色が相当悪かった。
いつも
「Buzzはいい子だ! セラピードッグになれる!!」
と過大評価していた。
が、あまりの出来の悪さに失望していた。
長男もため息交じりだった。
今日は午後からの evaluation クラス。
長男は連れていかず、夫はBuzzと出かけていった。
いつも用事で出かける時の夫は、出発時刻なんて気にせず5分くらい遅く家を出ることは普通だった。
が、今日はなぜか相当早く家を出ていった。
クラスが終わり家に戻って来た夫。
「今日はBuzzはいい子だった! 合格するかどうかの結果は数日後に分かるらしい」
私の予想では、不合格だが、夫はポジティブ思考なので不合格なんて言葉は頭にないだろう。
ロットワイラーの犬をセラピードックにするには、若い頃から始めるのがいい、とあるトレーナーが言っていた。
Buzzは既に5才。
来年の1月には6才になる。
私は夫に
「もう年齢的にも遅いから、Buzzは私達家族にとってのセラピードッグでいいんじゃない?」
と言っても
「遅くない!」
と言い張る。
夫は家ではBuzzに火薬を探すトレーニングもしている。
カプセルに入れた火薬を家のどこかに隠す。
それをBuzzに探させる、というトレーニングだ。
トレーニング三昧のBuzzを見ていると気の毒に思う。
でも、夫は
「Buzzはトレーニングが好きなんだ!」
と言い張る。
犬と話せないくせに、犬の言葉を代弁する夫。
馬と話せないくせに、馬の言葉を代弁する夫。
夫は
「馬が言いたいことは分かるんだ!」
といつも言う。
こういう夫を相手にする私は本当に偉いと自分ながらに思う。