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【突然交通事故にあった長男の闘病日記】3月24日(木) 0日目:突然の事故

朝4時頃に誰かが家のドアをノックしている。
昨晩友人宅に行くと言って出かけた長男だと思ったがどうもポリスのようだ。
夫を起こして彼が対応してた。外で話し込んでいるので私も行ってみた。
どうも交通事故を起こし今ERにいる、critial conditionだという。
すぐに服を着替え、寝ている次男に声をかけ夫と二人でERへ向かう。
向かう先は隣のcountyにある大学病院のshock trauma center。
ERへ向かう道中は深い霧だった。雨も少し。標識も見づらい。これが事故の原因だったのか?
ポリスからもらったレポートを読む。どうも自損事故のようだ。もう少しで家につく途中。なぜか、左折をしないといけないところを直進している。道を見失ったのか?と色々考える。

ERに着く。まず別室で待機させられる。
しばらくすると担当医師が来て容態を説明してくれた。
顔面骨折、頭蓋骨骨折、脳挫傷、脳に空気が入っている、出血もある、とのこと。
その後、ER内にある病室へ行く。
顔が腫れあがって、体中にチューブの長男が寝ている。
血だらけだ。出血もしたようで輸血をしたと聞いた。
変わり果てた長男を見て、夫も私も涙を流す。声をかけても反応がない。
この後、ICUに移動するという。
一旦、夫と一緒に家に帰る。

家に帰り次男に長男の状態を話す。
夫が言うには、昨晩、長男が家を出るときに次男にも声をかけたらしいが、次男は断っていたらしい。
その誘いを断った次男は、もし自分が一緒に行っていれば、、、と深く自分を責めている。次男は急にdepressionに陥った。
もしかすると、生きてる長男と会うのは今日が最後になるかもしれない、と思い、次男を連れて3人で再度病院へ向かった。

ICUの部屋に移動していた長男の病室へ。
次男は長男を直視できず、ずっと椅子に座っていた。顔を見ると涙を流している。
夫と私、交互に長男に声をかける。
「がんばれ、まけるな」「I love you, son」
夫は涙ながらに話しかけている。見ている私も辛くなる。

しばらくすると、脳神経外科医が来て状態を説明してくれた。
今は脳圧を安定させるようにしている、血圧も薬で安定させてるとのこと。
今後、脳が腫れない、ヘルニアにならない、感染症にかからないように経過観察が必要らしい。
脳の細胞にダメージを与えないことが大切とのこと。
手術は必要はないとのこと。
ここ数日が山なのか、と思った。
数時間滞在して家に帰る。
次男のショックが相当大きい。鬱になっている。
病院の帰り、長男の職場に寄ってマネージャーに長男のことを説明する。
本来であれば、来週末でこの職場を去り、他州の企業に移ることになっていた。
が、現職場が退職を取り消し、このまま病欠扱いで対応してくれるとのこと。
ありがたい。
次男を家に置いて、この日3回目病院に行く。

長男の様態は変わらず。
見守り、声をかけるのが精いっぱいだ。
看護師から長男の友人が病院に電話をかけて容態を聞いてきたらしい。
しかし、患者のプライバシーの為、何も答えられないと伝えたようだ。
ICUでの面会時間は11am-8pm。
自宅に戻る。

家に着くと、次男がベッドの中で布団をかぶっていた。
声をかけても小声で返答。
次男のせいではない、自分を責めてはダメだ、と話す。
必ず長男を家に連れて帰る、夫は何度も言う。

この夜は眠れなかった。
ずっと手を合わせていた。
亡くなった義理両親、父親に何度もお願いした。
「長男をそっちに連れていかないで欲しい」

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