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【突然交通事故にあった長男の闘病日記】4月15日(金) 22日目:Speech Language Pathologist & Occupational Therapist

Speech Language Pathologist : 言語聴覚士
Occupational Therapist : 作業療法士

今日は、Speech Language Pathologist と Occupational Therapist が長男のevaluation に来た。

長男は気管切開をしているのでチューブの穴のところに蓋をして、Speech Language Pathologist は喋りの確認をしていた。
ただ、気管切開をしていると痰が多くでるようで、長男は頻繁に咳き込んでいる。
おまけに顎にワイヤーがかけてあるので、口を動かすのも大変だ。

Occupational Therapist は、長男の体の様子を確認していた。
病院用ソックスは自分で履けていた。
Therapist の指も力強く握っていた。
目の検査では、両目が Therapist が動かす指を追っていた。
また、Therapist が示した指の数を同じように示していた。

3月31日に眼科医(大学病院の眼科の教授)が長男の両目を診察した時には「左眼は視力がないだろう、光に反応していない。また、MRIとCTを見ると視覚神経が捻じれているので最悪、失明するだろう。右目は少し光に反応しているが、こちらも視力があるか怪しい。」
と言われていた。

この時から私は、長男の左目は失明したと思っていた。

が、今日、Occupational Therapist の検査で、左目が機能していたのに驚いた。
そう、長男の左目は失明してなかったのだ。

あの時の看護師の言葉を思い出す。
「doctor はいつも最悪のケースを言うのよ。ということは、最悪でないケースがあるってことなので、doctor のことを100%信じる必要はないわ。」

trauma doctor の巡廻では、doctor から Seroquel の量を少しずつ減らしていく、リハビリ施設へはいつでも行けるが、保険会社の authorize が必要など、手続きの関係で時間がちょっとかかる、などと言われた。

リハビリ施設の関係者も病室に来た。
移動予定の施設は、同じ大学病院の施設。
リハビリは毎日3時間程度。
今いる病院は患者の親族は毎日訪問(ただし2名まで)できるが、リハビリ施設は一日置きでしか訪問できないらしい。
また、今いるICUのような個室ではなく、カーテンで仕切られた二人部屋になるらしい。
ただし、個人のプライバシーは守られるとのこと。

リハビリ施設への移動に向けて一歩一歩進んでいるのがうれしい。

しかし、今日の長男は薬の影響か、ほとんど寝ていた。
私たちが病室を出る時は、目を閉じたまま「バイバイ」と手を振ってくれた。

この後、最初にERで運ばれた病院(同じ大学病院の別ロケーションの shock trauma center)のbill(請求書)を知り、夫と驚いてしまう。
やはり、ここはアメリカだった。


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