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【ペットのデトックス治療】

「デトックス」という言葉は今や誰もが知っている単語になっている。
デトックス(detox)は、体内に溜まった有害な毒物、老廃物を排出させることをいう。この呼び名はdetoxificationの短縮形である。

いわゆるあまり一般的ではないと思われている薬物中毒、薬物依存症状態の体から薬物を抜いていく治療もそうだし、生活するうえで誰しもの体に入ってくる有害ミネラル、化学調味料、ダイオキシンなどの人間社会の作り出す産物を体の中から排泄させるものまで、すべてデトキシケーション(detoxification)である。

動物もデトックスが治療のスタート

いわゆる「毒」である水銀、鉛、カドミウム、ダイオキシンや化学調味料などが脳の働きに関与していることが多くの研究で示唆されてきて、人間の医学では自閉症、発達障害、認知症や、神経疾患、心臓疾患、子宮などの生殖器疾患、甲状腺、副腎などのホルモン異常による内分泌疾患との関わりが示唆されている中で、

今後、デトックス治療が獣医業界でも注目を浴びてくることは容易に想像できるし、そもそもSunny’s Animal Clinicでもそのデータを取り続けていて思うが、「まずはデトックス」だと思っている。

海外の食事の教科書でもまず初めに宿便やその他毒のデトックス法として「brown rice(玄米)」と書いてある本が多いが、このことは日本人の食生活、日本の犬の食生活とも共通点があり、使いやすい食材としても理解しやすいだろう。

デトックスをする際に大切なこと

その治療や予防を考える際に欠かせない「デトックス」を取り入れていく際に大切なことが2つある。それは…、

① 「敵を知る」

敵と言うのは、「毒」のことである。この人間社会は人間が作っていますが、大多数の人はこの自分たちの作った人間社会で何が作られ、どんな毒がどんなところに存在し、どのように体に入ってきているのかを理解できていないでしょう。

それを知らなければ、毒の摂取を減らすことも、毒へどのように対処したらいいのかもわからくなってしまいますよね。まずは、「毒」を知ることから始めましょう。

② 「結果を数字で見ること」

今や、「デトックス」という単語を使えば、どんな商品も売れるような状態。それは、「オーガニック」や、「無化調」、「添加物無」、「無添加」などの言葉もそうですが、それらに踊らされている方々をよく目にします。


デトックスを目的にそれを使用するのなら、「本当にデトックスされているのか」を数時で科学的に証明しなければいけません。それらを証明している商品は僕は見たことがありません。ですから、今やっている治療、もしくはサプリメントなどの商品は「デトックス効果がある」と書いてあるだけで、実際には動物にもあなたの体にも「デトックス効果がない」可能性があるということです。


まずは、今使用しているものがある場合はそのデータを見せてもらう事、治療をしているなら、その変化を数字として検査で出してもらうことから始めましょう。

まとめ

僕らの遺伝子にはそもそも多型が存在し、エピジェネティックに日々、遺伝子反応が変化していることが知られています。簡単に言えば、1人1人全く違うということです。


ですので、ある一つの治療法でみんなが同じような反応が出るわけもないし、ある一つの商品でみんなが同じようにデトックス出来るはずはありません。

まとめていうと、毒を知り、毒に対処する術を学び、その人に合った方法をどれだけ早く見つけることが出来るかがデトックスをしていくうえで重要なことになります。

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