ことばが拡がる関わり方
こんにちはmooです。
またまた更新までに間が空いてしまいました。
世間でも流行中のRSウィルスに子どもが感染してしまい、てんやわんやでした。。
さて第3回は“ことばが拡がる関わり方“です。日常生活の中でことばの拡がりを持たせるにはどうしたら良いかを紹介していけたらと思います。
何を言ってるの?
「今日幼稚園・保育園で何してきたの?」と聞いても話しが断片的で全然内容がわからない、結局何してきたの?さっぱり?普段はお喋りなのに?という、経験をされた保護者の方は多いのではないかと思います。さらに根掘り葉掘り聞くとお子さんは嫌になり、「もうやだ、話さない」などと言われた経験はありませんか?
お喋り≠ことばをたくさん知っている
普段お喋りなお子さんでも実はたくさんの言葉を使っているとは限りません。自分の知っている、自分のテリトリー内にあることばだけでお話していることが多くあります。お話しを始めたばかりのときはもちろんそれで良いですし、そこから”ことば”は拡がっていきます。しかしそのままだと、自分の好きなことについては沢山お話しできても、それ以外のことはうまくお話しできません。
オウム返し≠ことばの理解
お子さんはいろいろなことからことばを吸収し、自分のものにしていきます。そして発話のはじめは「真似っこ」からスタートしていきます。大体が真似っこをしている時点でそのことばの意味も理解していますが、そうではないこともあります。例えばお子さんがよくCMの真似をして難しい言葉でも歌ったり喋ったりしていることがあると思います。あれは、ことばの理解はせず、ことばの真似だけをしていることが多いのです。
「良くそんな難しいことば知ってるね」という声かけを良く耳にしますが、「知っている≠理解している」ということをわかってもらえてると良いですね。
まずは理解から
今話していることばをきちんと理解しているのかがとても大切になってきます。また、お話しがあまり上手ではない、あまりことばが出てこないというお子さんは「理解できることば」を増やしていけると良いです。理解出来ていることばが多くなると、お喋りも具体的にわかりやすくなっていきます。
理解の幅を拡げよう
理解できることばを増やすには、普段使わないことばを耳にすること目にすることが大切です。
例えばスーパーなどに一緒に行き、「これキャベツだね、カボチャだね」とあえてそのものの名前を言ってカゴに入れていきます。どのコーナーにあるかも伝えられると良いです(キャベツなら野菜コーナーなど)。
そのものを見て自分で名前を言えるようになってきたら、今度は「キャベツ取ってきて^_^」とお子さんにお願いしてみます。見事取ってくることが出来たら◎です。
お子さんが探しに行く時にキャベツならちゃんと野菜コーナーに行ってるか?果物コーナーから探そうとしてるか?お肉から探そうとしてるか?などもみておくと良いです。それにより、きちんとカテゴリーも理解しているかがわかってきます。
広いところからやるのが難しければ、買ってきた物を袋から出す作業をお子さんに手伝ってもらいましょう!「にんじん出して」「とうふ出して」と1つずつ大人がものの名前を言ってお子さんに袋から出してもらいます。意外なものがわかっていたり、逆に知らないものを知ることが出来ます。
ことばを使おう!
理解できることばが増えてきたら、次は使う練習です。初めから「幼稚園・保育園で何してきたの?」という過去のことを思い出して、ことばにすることはとっても難しいことなので、まずは目の前にあるものの説明をしていきます。
食事にトマトがでていたとします。そのトマトについていくつ関連するものが言えるかをやってみてください。例えば「トマトってどんなもの?」→「赤い、丸い、甘酸っぱい、野菜」etc…最初は1つでも出てくれば◎。最終的には3つ以上出てくると良いです!
食事場面は毎日訪れると思うので、お時間ある時にゲームのようにやってみて下さいね。
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