見出し画像

気になる話し方・活舌の悪さは“お口”が原因じゃない!?

こんにちはmooです。
更新の間隔が空いてしまいました、、。

さて!”おうちでできる”第二回目は「活舌改善へのアプローチ」です。

滑舌改善って何?どんなアプローチがあるの?を家で出来ることでご紹介していきます。

子供っぽくてかわいいけど、ちょっと気になるしゃべり方。

リハビリに来られるお子さんの中で、特に多いご相談の一つに「お喋りが大好きなんだけど滑舌が...」というお話があります。

「さかな」が「かな」になってしまったり、「かに」が「に」になってしまう等の構音障害といわれるものです。

「話し方でお友達にからかわれたりしないかな…?」
「ちゃんと言いたいこと伝えられているかな??」

親御さんならこうした心配を持つ方も決して少なくはないはずです。

年齢が上がるにつれ改善されていくことはありますが、年長さんになってもなかなか治らない場合には訓練を開始していくことがあります。

お口の前にまず身体を動かせ!?

上手く発音できないからと言って、ただ口周りだけを訓練すれば良いということではありません。

お口を動かしていくことはもちろんとても大事ですが、それと同じように、身体を動かしたり、手先を動かすこともとても大切です。

何故なら、人の身体は大きな動作から発達していくからです。粗大的な動きが未熟だと微細な動きは上達しにくく、口腔内で行われる繊細な発音動作もままならないというわけです。

実際、構音障害が主訴で来られるお子さんは不器用さんが多いように思います。

大きな動きから徐々に繊細な動きへ。

粗大的な動きとは 歩く、走る、ジャンプをする、泳ぐ、など身体全体を使った運動のことです。

普段子どもがやっている動きに様々な意識を持たせ、運動を行ってみましょう。例えば「線を踏まないように歩こう」や「マルからはみ出さないようにジャンプしよう」など。自分の意識下で自分の身体をコントロール出来ることが大切です。

粗大な動きで身体をコントロールできるようになってきたら、微細な動きにも挑戦してみましょう。

微細な動き、手先の動きはお手伝いがとても有効です。例えばサラダ作りは『レタスを小さくちぎる→ミニトマトのへたをとる→お皿に入れる』など、とても指先を使います。卵の皮むきやポテトサラダのじゃがいもの皮むきでも◎道具を使わずに出来ることは色々あり、道具を使わない方が指先を使うことが多くあります。 

もちろん塗り絵や折り紙、ハサミなどもとても良いと思います。

身体は全て繋がっている

上手く言葉を発音出来ないからとお口周りだけに着目しがちですが、身体全体の動きがとても大切です。

お口の訓練だけではなかなか上手にならなかったお子さんが、水泳を始めたらお口の動きも、とても上手になってきた!という例もありました。

子どもの構音が気になるなーという方、お子さんとの関わりの1つとして、ぜひお家でもやってみてください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?